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湾岸SGIなどが主催 ドバイで第14回「詩人の集い」

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著名な詩人や40以上の教育機関の学生が参加


湾岸SGI(創価学会インタナショナル)などが主催する第14回「詩人の集い」が、中東・アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで2025年2月5、6の両日、盛大に開催された。詩心の復権を訴え続けた池田大作先生に共鳴する、世界の著名な詩人や学生らが自作の詩を発表した。観客を含めて、2日間で延べ1100人以上が参加した。

  

盛会となった詩人の集い。「再び参加できてうれしい。今や『詩人の集い』は最も重要な詩人の集まりの一つだと思います」などの声が寄せられた(2月6日、ドバイで)


感情や情景を端的かつリズミカルな言葉で表現する「詩」は、花や山など命の全てに新たな意味を与える。詩作は住む世界を豊かに変える。

池田先生は「世界を『分断』から『結合』へと転じゆく力は、詩心の復権にある」と語り、人間と人間を結ぶ詩の力を信じ続けた。多忙な中でも多くの詩をつづり、世界中の友に希望と勇気を送ってきた。その功績に対し、「桂冠詩人」称号などが授与されている。

先生の詩心と哲学を求める声に応えて、湾岸SGIでは、2012年から毎年、「詩人の集い」を開いてきた。ますます社会の分断が進む今、自らの心を他者へと開き、共生の精神を醸成する詩心の役割は増している。

  

「詩人の集い」でガネム博士が登壇(2月5日、同)


今回は、UAEの詩人で、その詩が20言語以上に翻訳されているシハブ・ガネム博士をはじめ、エジプトやインドなどから著名な詩人が参加。また40を超えるUAEの教育機関から学生らが集った。

2日間で、平和や調和、友情、環境、希望などをテーマとした詩が、アラビア語や英語をはじめ、さまざまな言語で披露された。『友へ贈る』等所収の池田先生の詩も日本語で朗読された。異なる国にルーツを持つ人々が、自由に自分の思いを詩に託して読み上げ、会場が拍手で応える様は、人々を結びつける詩の力を如実に表していた。

集いでは、湾岸SGIのスレーシュ・プレームクマール議長が、開催を支えてきたガネム博士に心からの謝意を述べつつ、池田先生の人間革命の哲学を紹介し、美を味わう素晴らしい旅に出かけようと呼びかけた。

また、湾岸SGIのコーラスグループ「ナシーム(そよ風)」や、コンサートで歌った言語数のギネス世界記録を持つ歌手スチェータ・サティシュ氏の歌唱、アラブの伝統楽器ウードの演奏家であるカマル・ムサッラム氏らの音色が集いに文化の花を添えた。

  

「詩人の集い」の登壇者らが記念撮影(2月5日)

  

湾岸SGIのコーラスグループ「ナシーム(そよ風)」(2月6日)

  

子どもたちによる楽器演奏も(2月6日)