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核兵器禁止条約第3回締約国会議 SGIなどが関連行事

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学生部の代表が平和意識調査の結果を報告


核兵器禁止条約の第3回締約国会議が米ニューヨークの国連本部で行われている。2025年3月6日(現地時間、以下同)にはSGI(創価学会インタナショナル)などが主催する関連行事が国連本部内で開かれた。

  

SGIなどが主催した関連行事。学生部の代表が青年平和意識調査の分析を発表した(6日、国連本部で)


関連行事のテーマは「核兵器のない持続可能な未来を目指す若者の声」である。
 
核兵器なき世界を築くためには、より多くの青年世代が廃絶運動に取り組むことが重要となる。
 
そこで、今回の締約国会議に向け、男女学生部の友は、海外の団体と共同で「青年平和意識調査」を実施。日本語版と共に、英語版、カザフ語版、ロシア語版を用意し、過去に核兵器の使用や実験によって被害を受けた日本、カザフスタン、マーシャル諸島、オーストラリア、アメリカの5カ国に在住する18~35歳の個人を対象に調査を開始した。
 
その結果、1月から2月中旬までの間に5カ国から計1300人以上の回答を得た。
今回の関連行事では、同調査を実施した団体が結果と分析について報告した。
 
SGIユースの代表として登壇した男子学生部の中沢さんは、学生部の30年以上にわたる平和意識調査の歴史や、被爆証言会の模様を紹介。若者世代が主体者として、核兵器廃絶に向けた潮流を巻き起こしていきたいと決意を述べた。
 
同じくSGIユースで女子学生部の二瓶さんは、核兵器廃絶運動において重要なのは、人々の無力感や無関心を乗り越えることであると強調。被爆証言の聞き取りや学生部の平和活動に触れつつ、草の根の挑戦を着実に積み重ねながら、核兵器なき世界を必ず実現したいと語った。
 
UNODA(国連軍縮部)政治担当のキム・スヒョン氏があいさつした。

SGIの声明も発表

  

第3回締約国会議でSGI国連事務所のモハメド・アムブロジニ氏がSGIの声明を発表した(同)


また締約国会議では5日、SGIをはじめとする107の団体が賛同署名した「宗教間共同声明」が読み上げられた。
 
同声明は、核兵器廃絶に向け、分断を越えて人類が結合すべきであると主張し、他者の苦しみの上に自身の安全を築くことはできないと述べている。
 
6日には、SGI国連事務所のモハメド・アムブロジニ氏が登壇し、平和・軍縮教育に関するSGIの声明を発表。声明では、核兵器禁止条約の普遍化と履行のために、最新の研究結果を反映した、核兵器の脅威を伝える教育が重要と強調している。SGIは同声明の元となった作業文書も国連に提出した。

  

SGIの声明の全文はこちらからアクセスできます。

  

宗教間共同声明の全文は、こちら