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フランスのユゴー文学記念館で「レ・ミゼラブル」の企画展

公開日:

フランス・ビエーブル市の「ビクトル・ユゴー文学記念館」(クリスティーヌ・ポンシニョン館長)で新しい企画展が始まった。開幕式が2025年3月7日(現地時間)、同市のアンヌ・ペルチエ=ル・バルビエ市長をはじめ、近隣自治体の関係者ら、多数の来賓が出席して行われた。

企画展のタイトルは「ビクトル・ユゴーとレ・ミゼラブル――現実と理想」。同記念館創立者の池田大作先生が若き日から親しんできた、ユゴーの長編小説『レ・ミゼラブル』に光を当てる。 

 

画像 展示の様子

展示作品の一部。フランスの“国民作家”ユゴーの精神を伝える貴重な資料が並ぶ

 

ユゴー直筆の直しが入った同小説の校正刷り(フランス国宝)をはじめ多数の所蔵品と共に、パリ市のビクトル・ユゴー記念館から貸与された資料18点を展観。同小説の重厚なストーリーや完成に至るまでの経緯をたどりつつ、貧困の根絶、子どもや女性の権利擁護を目指した作家の思想と行動を浮き彫りにする。来賓からは、質の高い展示品と内容に、共感と感動の声が多く寄せられた。

同記念館は、フランスSGI(創価学会インタナショナル)の文化法人ACSF(フランス創価文化協会)が所有し、公益事業として運営するもの。美しい緑に包まれた敷地は、憩いの場として広く市民に親しまれている。

企画展は11月30日まで開催される。