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アメリカ・池田対話センターで議論 若手研究者らが「平和による力」を巡って

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池田国際対話センターのダイアログ・ナイト。冒頭、同センターのスタッフが、池田先生の核廃絶への信念と行動を紹介した(8日)


アメリカ・マサチューセッツ州ケンブリッジ市にある池田国際対話センター主催の「ダイアログ・ナイト(対話の夕べ)」が2025年8月8日(現地時間)、同センターで開かれた。
 
これは、名門大学が集まるボストン地域の若手研究者や学生が、社会課題等について話し合うもの。
 
今回は「平和による力――80年を経た広島と長崎から学ぶ」と題し、原爆の教訓から何を学び取るかを問い、「力による平和」から「平和による力」への転換の道を探った。
 
集いでは、GBPSR(社会的責任を求める医師の会グレーター・ボストン支部)のジョセフ・ホジキン共同議長が登壇。非暴力の運動が社会の変革を後押ししてきた歴史を紹介しつつ、人類の繁栄には平和が不可欠であると語り、平和運動が持つ力を強調した。
 
続いて、IPPNW(核戦争防止国際医師会議)プログラムディレクターのモリー・マギンティ氏が発言した。軍事費が医療やインフラ整備、再生可能エネルギーの開発などに当てられれば世界の姿は大きく変わり得ると指摘。原爆や戦争の悲惨さを改めて心にとどめ、今いる場所から平和のための行動を起こそうと訴えた。
 
その後、小グループに分かれ、「平和による力とは何か」「核兵器なき世界をどう実現するか」などをテーマに意見を交わした。