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広島で「希望の選択」シンポジウムで公開イベントを開催

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核兵器廃絶に生涯、尽力した池田先生と核時代平和財団のクリーガー博士の精神を受け継ぐ「希望の選択」シンポジウム。酒井貴美子氏による被爆ピアノの演奏も行われた(広島市の広島国際会議場で)


「希望の選択」シンポジウムの2日目となる2025年8月24日、公開イベント(主催=SGI[創価学会インタナショナル]、核時代平和財団、後援=平和首長会議、核兵器をなくす日本キャンペーン、国連ユニタール協会)が広島市の広島国際会議場で行われた。

相島SGI平和運動局長、核時代平和財団のイバナ・ヒューズ会長が、核兵器のない世界というビジョンを現実にする行動を起こす契機にとあいさつ。被爆2世で体験伝承者の東野真里子氏が、祖母と母の体験を語った。
 
次いで、調査報道ジャーナリストのアニー・ジェイコブセン氏が基調講演。広島、長崎で起きた惨劇は世界各地で今この瞬間に起こりうる現実であると述べ、実際に核攻撃が発生した場合を想定し、その後に起こるシナリオを紹介。核の脅威を取り除くことが人類共通の目標であり、希望であると語った。

  

被爆ピアノの演奏


その後、パネルディスカッションが行われた。第1部では砂田SGI軍縮・人権部長の進行で、核兵器禁止条約の普遍化に向けた方途や核廃絶への道筋を議論。第2部では広島大学平和センターのファンデルドゥース瑠璃センター長が司会を務め、過去から何を学びいかなる未来を築いていくかを語り合った。

  

広島の平和記念公園の原爆ドームと、原爆の投下目標になったとされる相生橋(24日)