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インドネシア訪問団がイグナティウス枢機卿と会見 カトリックのジャカルタ大聖堂で

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インドネシアのイグナティウス・スハルヨ枢機卿㊨と寺崎副会長が会見。文化や教育を通じて、互いの理解を深める宗教間対話の促進について語り合った(首都ジャカルタで)


インドネシア共和国を訪問中の寺崎副会長ら一行は2025年10月2日、ジャカルタ大聖堂を表敬訪問し、同国カトリック教会の指導者であるイグナティウス・スハルヨ枢機卿(ジャカルタ大司教)と会見した。

会見では、1日に国立モスクで開幕した「文明の対話」展が話題に。国立モスクとカトリック大聖堂は道路を挟んで隣接し、昨年12月には双方を結ぶ地下通路“友情の回廊”が完成した。通路内では大聖堂側に鐘の音、モスク側に太鼓の音など、祈りを呼びかける音色が流れる。

同展の開幕式の後に各宗教の代表者が、この回廊をモスク側から大聖堂へと歩み、宗教間の平和の象徴として注目されたことが振り返られた。

さらに会見では、カトリックと創価学会が平和・文化・教育の各分野で共に社会的役割を担っていることを確認。寺崎副会長が「宗教は平和の実現へ必ず団結できる。そのために一層の協力を」と述べると、枢機卿は「理想は遠くとも、平和の種を全人類のために蒔き続けたい」と応じた。

  

1日に開催された「文明の対話」展の開幕式の後、各宗教の代表が“友情の回廊”を共に歩いた(首都ジャカルタで)