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全日本吹奏楽コンクール 創価グロリア吹奏楽団が金賞

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最高峰の「金賞」を獲得した音楽隊の創価グロリア吹奏楽団。平和への思いを込めた熱量あふれる演奏に涙する聴衆も(26日、新潟市内で)


音楽隊の創価グロリア吹奏楽団が2025年10月26日、新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」で行われた第73回「全日本吹奏楽コンクール」(主催=全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社)の「職場・一般前半の部」に出場。7大会連続18度目となる最高峰の「金賞」に輝いた。
 
全国の舞台で勝負強さを発揮した同楽団。終演後、団員同士が互いの健闘をたたえ合う姿が印象的だった。
 
栄冠までの道のりは、決して平坦ではなかった。都大会本選(9月)を数日後に控えたある日の練習。“感動を送る音楽とは何か”との壁にぶつかった。
 
何のために演奏するのか。楽団全体で考えた末、練習に学会歌を取り入れた。技術ではなく、心で吹く――原点に立ち返ると、魂のこもった迫力のサウンドがよみがえった。
 
信心根本に難局を乗り越えた楽団は、一層の決意で練習を重ねた。迎えた本番では、伊藤康英氏の指揮で「オペラ『ある水筒の物語』によるパラフレーズ」(同氏作曲)などを披露。緩急自在に豊かな音律を響かせ、聴衆を魅了した。
 
渡邊楽団長は「これからも報恩の心で、勇気と希望を送る演奏を心がけていきます」と力強く語った。