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インドネシアで「文明の対話」展が閉幕 ワヒド元大統領と池田先生の精神を伝える

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3会場を巡回 9回の宗教間フォーラム

  

インドネシア創価学会本部で行われた同展。多くの中学・高校生が訪れた(ジャカルタ市内で)


インドネシアで開催されていた「文明の対話」展の閉幕式が2025年11月7日、首都ジャカルタのインドネシア創価学会本部で行われた。シンタ・ヌリヤ元大統領夫人、同国宗教省のニョマン・スリアダルマ仏教教育局長らが出席した。

  

インドネシア創価学会本部で行われた「文明の対話」展の閉幕式。学会メンバーの代表が民族楽器アンクルンを演奏(ジャカルタ市内で)


同展は、同国のワヒド元大統領と池田大作先生が築いた友情と対話の精神を、次世代へ伝えていくことを目的に制作されたもの。元大統領の四女で社会活動家のイナヤ・ワヒド氏が実行委員長を務め、両者の対談集『平和の哲学 寛容の智慧――イスラムと仏教の語らい』をもとに構成されている。

10月1日から、国立イスティクラル・モスク(ジャカルタ)、インドネシア大学(デポック市)、インドネシア創価学会本部の3会場を巡回し、総来場者数は1万人を超えた。各会場では関連行事として「宗教間平和フォーラム」が計9回行われた。イスラム、仏教、カトリックなど多様な宗教の視点から、寛容と共生の知恵について意見が交わされた。

  

インドネシア大学では10月13日から11日間にわたって行われた「文明の対話」展。会期中、西ジャワ州知事のデディ・ムリヤディ氏(前列左から2人目)も来場した(デポック市内で)


学会本部の会場にはジャカルタ首都特別州教育局と同交通局の支援で、スクールバスによる送迎が行われた。イスラム学校を含む中学・高校44校から約1200人の生徒と教職員が来場し、教育界から高い評価を得た。

  

今回の展示のために特別に制作された池田先生とワヒド元大統領の生い立ちを描いたアニメーションを視聴する来場者ら(インドネシア創価学会本部で)