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戸田平和研究所が学術会議 オーストラリアで気候変動を巡り

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戸田記念国際平和研究所(東京・新宿区)の学術会議が2026年4月21日から23日にかけて、オーストラリア・クイーンズランド州のアグネスウォーターを中心に、オンラインで各地を結んで開かれた。
 
同研究所は、池田大作先生が恩師・戸田城聖先生の恒久平和への願いを受け継ぎ、1996年に創立した学術研究所。本年2月で30周年を迎えた。
 
今回の会議は、同研究所が推進する「気候変動と紛争」プログラムの一環で、海面上昇など気候変動による影響を大きく受けるオセアニア(大洋州)地域に焦点を置いた研究を行ってきた。
 
「気候安全保障と文化的安全保障」とのテーマでキャロル・ファルボトコ主任研究員を中心に開かれた会議では、太平洋島しょ国地域の気候変動や平和構築が専門の若手研究者が参加。オーストラリアのメルボルン大学やグリフィス大学、イギリス・エクセター大学などの研究者が、発表やディスカッションを実施した。
 
太平洋地域の発展途上国では、気候変動のリスクが安全保障だけでなく地域文化の危機とも相互に関連し合っており、大国の動きに左右されがちなリスク適応政策の在り方を再検討する必要性を確認。フィジーやモルディブにおける実例をもとに、海面上昇の危機に瀕する人たちとその住環境、伝統的な慣習のもつ危機に対するレジリエンス(回復力)を検証した。