長崎で「ピース・フォーラム2021(長崎平和学講座)」が開催

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2021年8月1日、「ピース・フォーラム2021(長崎平和学講座)」が、長崎平和会館で行われ、日赤長崎原爆病院名誉院長の朝長氏が講演した。

朝長氏は2歳の時に長崎で被爆。原子爆弾後障害の医療研究に尽力してきた。
講演では、原爆は生涯、体を蝕む非人道的な兵器と強調。世界で戦略核兵器の開発が進む一方、核兵器禁止条約が発効した意義は大きいと語り、国の垣根を越えた市民社会の連帯で核なき世界をと訴えた。

また、同会館の新常設展「TSUNAGU――長崎の心を未来へ」が同日、オープン。学会の核兵器廃絶運動などを紹介し、“平和建設は一人の心の変革から始まる”ことを伝えている。同展は同会館の開館時に観賞できる。

講演会の様子(長崎平和会館で)
講演会の様子(長崎平和会館で)