「日蓮大聖人御書全集 新版」が発刊 原田会長が談話

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「創価学会創立記念日」の2021年11月18日、『日蓮大聖人御書全集 新版』が発刊される。
 
監修した池田大作先生が「序」を執筆。「我ら創価学会は、永遠に『御書根本』の大道を歩む」「この一書とともに、『立正安国』『立正安世界』へ、『万年の外未来までも』、地涌の宝友が師弟誓願の不二の旅を歓喜踊躍して進みゆかれることを、私は心から願うものである」とつづった。
 
また原田会長は、発刊に当たり、談話を寄せた。

  

  

〈原田会長の談話〉 世界広布の未来記を実現した創価三代の広宣勝利の結晶

日蓮大聖人御聖誕800年を寿ぐ『日蓮大聖人御書全集 新版』の発刊、誠におめでとうございます。
 
この御書新版は、池田先生にご監修いただきました。表紙をめくると、本扉には書名とともに「池田大作先生監修」「創価学会」の文字が明記されています。
 
仏意仏勅の創価学会は、永遠の師匠・池田先生ご監修の御書を携え、いよいよ末法万年の広宣流布へとまい進します。監修の労を執ってくださった池田先生に満腔の感謝をささげつつ、さらに本格的な世界宗教への飛翔を「空飛ぶ者の王たり、鷲のごとし」の勇壮さと力強さで、192カ国・地域の同志と共に開始していきたいと思います。
 
また、発刊に当たり、池田先生は、巻頭へ「序」を寄せてくださいました。
 
この中で、初代・牧口常三郎先生、第2代・戸田城聖先生の「不惜身命」「死身弘法」の闘争を仰がれながら、「御書に展望された『仏法西還』さらに『一閻浮提広宣流布』の未来記を遂行してきたことは、創価の師弟の誉れである」と記されました。
 
そして先の御書全集の「発刊の辞」で、戸田先生が「この貴重なる大経典が全東洋へ、全世界へ、と流布して行く事をひたすら祈念して止まぬものである」と記されたことに触れ、「恩師の念願は、まさに現実のものとなった。先師と恩師が微笑み合われる会心の笑顔が、私の胸に迫ってならない」とつづってくださいました。
 
牧口先生の生誕から150周年、戸田先生の会長就任から70周年、権力の魔性、権威を笠に着た聖職者の陰謀、紛然と競うあらゆる障魔を厳然と勝ち越え、池田先生が先師・恩師にささげられた、この御書新版の発刊こそ、創価三代の広宣勝利の結晶であります。
 
さらにページを読み進めて諸御抄を拝すと、大きくなった活字、読みやすく工夫された振り仮名と句読点、現代的に改められた送り仮名、改行の多さなど、万人に親しみやすくなったことが一目瞭然です。
 
全ては、池田先生から刊行委員会に「正確さ」「読みやすさ」「学会の伝統」を重んじるようにと、幾度となくご指導をいただいた賜物です。
 
学会の同志はこれまでも、老若男女が常に寄り集まって御書をひもとき、いかなる困難が眼前に襲い掛かっても「冬は必ず春となる」と寒風に胸を張り、「賢者はよろこび愚者は退く」と前進を貫き、“一切は御書に仰せの通りなり”との大確信で広布とわが人生の勝利を切り開いてきました。この「御書根本」「大聖人直結」の仏道修行の在り方を、一人一人が、いっそう強固にしていくことこそ、御書新版発刊の「画竜点睛」です。
 
「信は理を求め、求めたる理は信を深からしむ」――戸田先生以来の「信行学」にわたる「実践の教学」の伝統を、さらに強め、深めるために、私たちは御書新版を常に座右に置き、幸福の軌道、勝利の大道をあやまたず歩み抜いてまいりたい。
 
「日蓮、仏法をこころみるに、道理と証文とにはすぎず。また道理・証文よりも現証にはすぎず」――この御聖訓の正しさをわが研さんと実践で厳然と示しながら、自他共の絶対的幸福の境涯を確立し、仏法の人間主義の大哲理によって、全人類の宿命の転換を成し遂げゆこうではありませんか。

〈出版案内〉

【御書新版】2288ページ、A5判。8000円(税込み)。
【分冊第1巻】656ページ、B6判。1200円(税込み)。

  

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