アメリカ教育研究学会の年次総会で池田先生の思想巡る分科会

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アメリカ教育研究学会の年次総会の中で行われた、池田先生の教育思想に関する分科会(サンディエゴで)

2022年4月21日から25日まで(現地時間)、アメリカ教育研究学会(AERA)の年次総会が、からカリフォルニア州サンディエゴで行われている。その一環として、池田大作先生の教育思想を巡る分科会が22日に持たれた。
 
1916年に創立された同学会は、2万5000人以上の研究者・専門家らが所属。全米で最も権威のある教育学会として知られる。近年、年次総会において、毎回のように創価教育や池田先生の教育思想に関する分科会が開かれてきた。
 
本年は「カリキュラム研究における希望と歓喜――池田大作思想への考察とその応用」がテーマ。6人の学識者の発表を交えて、希望と歓喜を生み出す教育の方途を議論した。

パデュー大学のオリンガー助教(右から2人目)、テキサス・クリスチャン大学のハッカビー教授(同5人目)、ワシントン州立大学のルピナッチ准教授(左端)ら分科会の登壇者

テキサス・クリスチャン大学のフランシン・ハッカビー教授は、教育は社会の形成に関わる基本要素であり、中でも、希望と歓喜を生み出す創価の教育思想は、いかなる困難な状況にも立ち向かう強さをもたらし、他者との平和的な共存を可能にする力があると訴えた。
 
ワシントン州立大学のジョン・ジョセフ・ルピナッチ准教授は、生物多様性を維持することが地球の回復を促進するとし、人間と環境の関係性について理解を深めさせる教育こそ、世界をより良い方向へ導く鍵になると語った。
 
パデュー大学のジョー・オリンガー助教は、創価三代の教育思想は、幸福の要因として自分自身の成長に焦点を当てていると強調。知識を習得し、良い成績を残すだけではなく、“自らが尊貴な存在である”ことを実感させる教育が必要であると述べた。
 
その他、議長を務めたデポール大学のジェイソン・グーラー教授、同大学のノゾミ・イヌカイ博士、パデュー大学のイザベル・ヌニェス教授が研究成果を発表した。
 
続いて、質疑応答が行われ、「対話の重要性」「コロナ禍の中で果たされるべき教育の使命」等について、意見が交わされた。