宮城・石巻で世界農漁村青年会議

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2013年9月8日、宮城県石巻市の石巻文化会館で、世界農漁村青年会議が開催され、青年研修会のため来日したSGI(創価学会インタナショナル)10カ国の代表が参加した。

開会前、被害の大きかった石巻・女川を視察。東日本大震災からの復興を祈り、震災発生直後の救援活動の様子や、復興に向けた取り組みを学んだ。

第1回となった世界農漁村青年会議では4カ国の青年が活動報告。

アメリカのモリスさんは、大都市アトランタで、農業教育プログラムを通じた地域の取り組みを報告。

オーストリアのディートリッヒさんは、作物栽培学で農学博士号を取得。アルプスで伝統的農産物の品種の保護・栽培に成功した。

ブラジルのウラカミさんは、移民で苦労を重ねた両親の後を継ぎ、南米最大のシメジ栽培をするまでに拡大。

日本からは、気仙沼市の水産加工業で奮闘する吉田さんが、震災で全てを失う中、地元・気仙沼市の復興のため奔走する体験が、共感を呼んだ。

最後に、「世界農漁村青年会議 石巻宣言」を発表。

世界の青年が団結し、命を育む農・漁業に携わる使命を確認し、各国・各地域に貢献することを約しあった。