持続可能な社会構築へ協働を――中国・北京で国際会議 学会代表が出席

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国際ワークショップの参加者一行

中華全国青年連合会(全青連)主催の青年ワークショップ

  

中国の北京で各種国際会議が行われ、学会代表が出席した。
 
中華全国青年連合会(全青連)などの主催による国際ワークショップは、2023年3月27日から4月1日にかけて北京市内で行われた。
 
これは、国連のSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けて青年の参画や協働を推進するべく開催されたもので、UNDP(国連開発計画)など国際機関のほか欧州、アフリカ、南米、アジアの青年団体の代表が参加。「グローバルガバナンスと青年の参画」「優先課題と協調」などをテーマに議論した。

  

青年部の取り組みを発表

青年参画をテーマにした国際会議で、青年平和会議の小松副議長が青年部の取り組みを報告(3月29日、同)

  

開幕式では、全青連の傅振邦副主席があいさつ。国境を超えて青年世代が力を合わせ、持続可能な社会構築への流れを強めていきたいと述べた。
 
その後の会議で青年平和会議の小松副議長は、音楽隊の「希望の絆」コンサートや核兵器廃絶に向けた青年部の意識啓発活動を報告。池田大作先生が訴えてきた世界市民教育の理念や重要性を概説し、「SGIの日」記念提言等で提唱された国連ユース理事会の創設や世界市民教育を通じた青年のエンパワーメントの促進などの提案を紹介した。

中華全国婦女連合会(婦女連)らによる女性教育巡るシンポジウム

  

国際教育シンポジウムの参加者が一堂に

女性教育の推進を約し合った国際教育シンポジウム。閉幕式では、婦女連の牟虹連絡部部長があいさつした(3月28日、同)

  

一方、中華全国婦女連合会(婦女連)、中国ユネスコ全国委員会、北京師範大学が主催する国際教育シンポジウムは3月28日、北京市内で開かれた。
 
これは女子や女性への包摂的かつ公平で、質の高い教育機会の提供を実現するために開催されたもの。アジアやアフリカ、中米などの専門家らが、「STEM」(科学・技術・工学・数学)教育の推進等を巡って議論を交わした。
 
開幕式では、婦女連の黄暁薇副主席が、女性が輝く世界を共に築きたいとあいさつ。中国教育部の陳傑副部長が、ジェンダー平等に向けた中国の取り組みに言及した。
 
セッションで、創価学会学術部の渡辺氏(創価大学講師)は、池田先生ご夫妻が築いた日中友誼の橋を礎に、婦女連と学会女性部が友情の絆を結んできた歴史を紹介。人間主義に基づく教育の重要性を訴えた。また、韓国・慶熙大学の河暎愛教授が登壇した。