イギリス、オランダで教学試験

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オランダ・アムステルダムの試験風景

首都アムステルダムのオランダ池田友好平和会館で実施された教学試験。受験者は休日を活用して、仏法の生命哲学の極理を学んできた(5月7日)

  

「生死一大事血脈抄」などを研さん

  

教学試験が2023年5月7日、イギリスとオランダで開催された。
 
これには池田大作先生がメッセージを贈り、日々の苦労を乗り越えながら、試験に向けて研さんに励んできた同志を称賛。“どんな時代にあっても、人類の平和と安穏を築きゆく尊き人生を、誇りをもって歩み抜いていこう”と呼びかけた。
 
欧州では、著しい物価高騰や失業者の増加などの難題に直面し、将来への不安が社会を覆う。紛争も続き、平和を求める心はいや増して強くなっている。
 
そのような中で、欧州SGI(創価学会インタナショナル)では、時代の闇を晴らす“希望の哲理”である日蓮仏法の研さん運動を大きく広げてきた。

  

ロンドン池田平和会館で教学試験に挑む友。ある婦人部員は「試験を通して、地涌の菩薩としての誓いを深めることができました。師弟不二の信心を多くの人に伝えていきます」と力強く語った(5月7日)

  

今回は、日本の教学部任用試験に当たる「グレード1」、同初級試験に当たる「グレード2」を実施。「グレード1」では「日蓮大聖人の御生涯」「一生成仏抄」「創価学会の歴史」から、「グレード2」では「法華経」「生死一大事血脈抄」「日顕宗を破す」等から、それぞれ出題された。
 
イギリスSGIでは、首都ロンドンをはじめ全国約70会場で試験を実施。約500人が受験した。
 
当日に向けて、各地域の担当者が受験者をサポートし、グループ単位での研さんを推進。“試験のため”の学習ではなく、研さんを通して得た喜びを、メンバー同士で分かち合うことに重きを置いてきた。
 
イングランド北部・リーズ在住のある壮年部員は「研さんを通して信心の確信を深めることができ、堂々と仏法対話に挑戦できるようになりました」と晴れやかに語った。

  

イングランド中部・バーミンガムの会場で行われた教学試験の様子。受験者は日頃の研さんの成果を存分に発揮した(5月7日)

  

オランダでは首都アムステルダムのオランダ池田友好平和会館で開催。昨年オープンした同会館で初となる教学試験は、英語とオランダ語の2言語で行われ、会友も含め116人が受験した。
 
試験に向けて、担当者が地区ごとに受験者をサポートし、両者が一緒に学び合うかたちで研さんが進められてきた。
 
受験者からは、「学習を通して、日々の生活に喜びを感じられるようになりました」との声が寄せられた。