戸田平和研究所が政策検討会議 リベラルな国際秩序を巡り

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戸田記念国際平和研究所で行われた政策検討会議(5月22日)

  

戸田記念国際平和研究所(創立者=池田大作先生)の政策検討会議が2023年5月22、23の両日、「リベラルな国際秩序の行方――再構築か、代替か?」をテーマに、東京・新宿区の同研究所で開催された。
 
ケビン・クレメンツ所長やラメッシュ・タクール上級研究員をはじめ、世界12カ国から研究者・学識者16人が参加し、活発な議論が交わされた。
 
会議では、安全保障や経済、環境問題など、多様な社会課題について議論。ウクライナ危機以降、大国同士の不信感が増していること等が焦点となり、世界の国々が協力し合う関係性を築く方途の一つとして、共通の利益や問題を軸に、各国がさらなる対話を進める重要性を確認し合った。
 
また、現在、国際社会で核兵器使用のリスクが大きく高まっている危機を憂慮。核兵器廃絶のための重要なステップとして、市民社会による各国の指導者への後押しや、「核兵器の先制不使用」の必要性が挙げられた。