沖縄戦70年 青年平和主張大会を開催

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「青年平和主張大会 OKINAWAサマーピースフェスタ2015」が2015年6月20、21の両日、沖縄研修道場で開かれた。

  

  

大会では、冒頭、砂川沖縄青年平和委員会委員長、中沖縄女性平和文化会議議長が、戦争を知らない青年世代が、平和を学び伝えていくことの大切さを訴えた。

大会は、演劇を中心に進行された。

主人公の学生4人が、戦時中の沖縄にタイムスリップして、沖縄戦を体験する。強制集団死の悲劇、住民に危害を加える日本兵の残虐さなど、戦争の残酷さ、悲惨さを目の当たりに。

そして、学生たちは、避難した壕の中で、住民たちと出会う。米軍の侵攻が進むにつれて、壕内の緊張感が増す。住民たちは、米軍への降伏を促す学生たちの説得には応じず、自決を決断する。

すると一人の老婦人が立ち上がった。

「私は、戦争が憎い。人も自然も、島の宝を全部奪っていった。あなたたちまで、死んだら沖縄の未来はどうなるの? 沖縄の未来のために生きておくれ……命どぅ宝どー」

その言葉に、住民たちは降伏を決意。みんなで壕を出て行った。学生たちも後を追いかけようとした時、壕内の穴に落ちてしまった。

学生たちが目を覚ますと、現代に戻っていた。より平和について考えるようになった学生たちは、後日、沖縄研修道場を訪れた。

かつてのミサイル基地跡が、平和の要塞に生まれ変わったことを学んだ学生たちは〝一念の転換〟の思想に感銘。世界平和の実現に向けて、「命どぅ宝」の沖縄の心を、一人一人の足もとから広げていくことの大切さを実感し不戦の誓いを新たにする、というストーリーになっている。

  

  


演劇の中で、男子演目の創作エイサー、女子演目のダンスが披露された。

続いて、女子高等部の金城さん、広島・長崎の青年部が平和主張を行った。橋元青年部長は、創価の平和思想を広げ、沖縄から世界に平和の波動を、とあいさつした。

翌21日の大会では、女子中等部の米盛さん、伊志嶺総県女子部長が平和主張を行った。