第184回「広島学講座」、第10回「福山空襲・被爆体験を聞く会」を開催

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第184回「広島学講座」を2021年8月1日、広島池田平和記念会館で開催した。

広島平和文化センターの小泉崇理事長が、「広島から世界へ 平和文化の潮流を」と題して講演した。小泉理事長は、核兵器保有国が核兵器の開発・近代化を進めている現状等に触れ、核戦争の危険性が高まっていると指摘。本年1月に発効した核兵器禁止条約の意義を概説した。

さらに、市民が核軍縮を推し進めた歴史をひもときながら、“核抑止論”を脱却する力としての市民社会の役割を強調し、広島の発信力は大きいと語った。

  


また同日、第10回「福山空襲・被爆体験を聞く会」が福山文化会館(広島県福山市)で開かれ、福山市人権平和資料館の北村剛志元副館長が「福山空襲と戦時下のくらし」と題して講演。

空襲に遭った福山市街の写真を紹介しながら当時の生活を説明し、「民衆の平和への強い思いが、戦争の抑止力になる」と述べた。