青年部がオンライン「不戦サミット」

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9・8「原水爆禁止宣言の日」の意義とどめ

9月8日は「原水爆禁止宣言の日」。1957年(昭和32年)の同日、第2代会長・戸田城聖先生は、青年への遺訓の第一として“核兵器は絶対悪である”ことを師子吼した。
 
学会の平和運動の永遠の原点となった、この「9・8」の意義をとどめる「青年不戦サミット」が2020年9月6日、オンラインで行われ、全国の青年部の代表300人が参加した。

青年部の「不戦の誓い継承月間」の掉尾を飾るもので、期間中、戦争・被爆証言を聞く会をオンラインで開催したほか、「ヒバクシャ国際署名」を推進。広島・長崎・沖縄の友は、今秋に発刊予定の戦争・被爆証言集の完成に尽力してきた。
 
終戦・被爆から75年が経過し、被爆者の平均年齢が83歳を超えた今、サミットは“悲惨の記憶を風化させてはならない”との心を深め、平和建設を約し合う場となった。

核兵器廃絶へ行動の連帯を

池田大作先生はメッセージを贈り、気候変動に伴う異常気象や新型コロナウイルスの感染拡大という試練に直面する今、多くの人々の生命や尊厳が脅かされていると強調。グローバル化の進展で、さまざまな問題が絡み合う時代だからこそ、国の垣根を越えた「行動の連帯」を築くべき待ったなしの局面を迎えていると訴えた。
 
次いで「自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり」(御書761㌻)を拝読。青年が智慧と慈悲の光を放てば、自他共の幸福の未来を開いていけるとし、核兵器の廃絶を21世紀の基軸に据えゆく青年の「行動の連帯」が、いやまして広がりゆくことを望んだ。

山口青年平和会議議長、小松女性平和文化会議議長の話に続き、広島の友が、原爆ドームをはじめ被爆遺構などからリアルタイムで平和の誓いを力説。渡部中国青年平和会議議長、平井同女性平和文化会議議長は「原爆の子の像」の前で“ヒロシマの心”を世界へ伝えゆく決意を語った。
 
イギリス、マレーシアと映像で結び、イギリスSGI(創価学会インタナショナル)のコウイチ・サミュエルズさん、マレーシア創価学会の邱瑋芊さんがそれぞれの平和運動を紹介した。
 
志賀青年部長は「池田先生の平和闘争に連なり、今いる場所で幸福と友情の連帯を築こう」と励ました。