2024.10.04
アルゼンチン下院議会が池田先生を顕彰
公開日:
国会議事堂で盛大に授与式
発議者のアロジョ下院議員、SGI訪問団が出席
アルゼンチン共和国下院議会から池田大作先生に顕彰が贈られた。アルゼンチンSGI(創価学会インタナショナル)の地区結成60周年と池田先生のアルゼンチン初訪問30周年を祝い、長年にわたる平和貢献をたたえたものである。
授与式は2023年6月14日午前(現地時間)、首都ブエノスアイレスの国会議事堂内で挙行され、発議者のダニエル・アロジョ下院議員、アルゼンチン訪問団と共にアルゼンチンSGIの代表が出席。谷川SGI副会長が池田先生の謝辞を代読した。
壮麗な建造物がひしめくブエノスアイレスの「五月大通り」を走ると、堂々たる国会議事堂が見えてくる。
その完成は1906年。76年から始まった軍事政権時代は議会活動の禁止によって閉鎖されていたが、83年に民政が復活すると、再び国会議事堂として使用されるように。本年は民主主義回復40周年の節目に当たる。
池田先生は93年2月16日、国会議事堂を訪問し、上院・下院を表敬。両院からそれぞれ特別顕彰が贈られた。
2016年には、アルゼンチンの教育の父の名を冠した「ドミンゴ・ファウスティーノ・サルミエント上院議員栄誉章」が授与されている。
今回の顕彰を発議したのは、アロジョ下院議員。小学校からの学友で学会員のレオナルド・マルカシアーノさんを通して先生とSGIの存在を知り、創価の民衆運動に深い理解と共感を示してきた。
議会では外国人に顕彰を贈る際、特別委員会で検討した上で全員の賛同が必要となる。
アロジョ下院議員「SGIには青年という力がある」
池田先生の世界的業績、そしてSGIの社会貢献は委員会で高く評価され、45日ほどの手続きを経て、セシリア・モロー下院議長のもと、全会一致で授与が決定した。
この日、谷川SGI副会長らは国会議事堂に到着すると、アロジョ下院議員、マリア・ロサ・マルティネス下院議員の案内で下院議会などを見学。懇談の後、約100人の列席者が待つ授与式会場へと向かった。
式典では、男子部のマヌエル・シブヤさんが、日本人移民として草創のアルゼンチン広布に駆けた一家の体験を涙ながらに報告。祖父の遺志を継ぎ、人々の幸福に尽くしゆく決意を披歴すると、参加者が立ち上がって賛嘆の拍手を送った。
ロペス青年部長は、池田先生の世界平和への行動に連なり、グローバルな問題を足元から解決していきたいと述べた。
続いて、アロジョ下院議員から谷川SGI副会長に顕彰が託された。
ここで、池田先生の謝辞を谷川SGI副会長が代読。
その中で先生は、若き世界市民創出の豊饒なる「精神の沃野」が広がるアルゼンチンと手を携え、青年世代に光を当てた民衆交流を一段と進めていきたいと訴えた。
祝辞に立ったアロジョ下院議員は、先生の平和のメッセージこそ希望と共生の未来を開く鍵であると強調。先生の思想を根幹に「青少年育成」「文化交流」といったあらゆる分野でSGIとの協力関係を強めていきたいと望んだ。
最後に、オペラ歌手として活躍する2人の男子部員が祝賀の歌声を披露した。
終了後、アロジョ下院議員は満面に笑みを浮かべて語った。
「心のこもった授与式に胸が熱くなりました。皆がSGIの一員である誇りを感じました。何よりSGIには『青年』という力がある。アルゼンチンにとって、これほど心強い存在はありません」
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