2024.04.28
12月2日、池田先生の小説『人間革命』起稿の日
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「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」
小説『人間革命』『新・人間革命』の主題は、そのまま池田大作先生自身の人生をかけた壮大な挑戦であった。
半世紀を超えた執筆の偉業は1964年の12月2日に開始された。59周年となる。
恩師・戸田城聖先生との師弟不二の青春の中で、池田先生は“先生の真実を記すことができるのは、私しかいない。それが先生の、私への期待であり、弟子としての私の使命である”と決意を固める。60年に第3代会長となり、広布の上げ潮を起こす東奔西走の日々の中で、恩師と“約束”した小説『人間革命』の執筆を、自らに課した。
起稿の地は、太平洋戦争で最も凄惨な地上戦が繰り広げられ、戦後も米国統治下にあった沖縄。小説の冒頭の一節「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない」には、自身が体験し、沖縄の友も味わった戦禍への憤りと、争いを繰り返す人類の宿命転換への強い決意が込められている。
小説の連載は翌65年の聖教新聞新年号から、「法悟空」のペンネームでスタート。戸田先生と創価学会の真実、山本伸一の苦闘と成長を通じて、広布と師弟に生き抜く人生のロマンをつづっていった。
休載期間をはさんで28年余り続いた『人間革命』は93年2月11日、連載回数1509回(全12巻)で完結。続いて先生は、山本伸一を主人公に小説『新・人間革命』を執筆。「世界広布」即「世界平和」に生き抜く民衆群像を描き、連載回数は、両小説を合わせて日本の新聞史上最長の通算7978回に至った。両小説は各言語に翻訳され、「創価の精神の正史」「信心の教科書」として世界で愛読されている。
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