2025.03.28
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UAEで開催中のCOP28 SGIが各種行事を実施
公開日:
力と知恵を結集し、気候危機の打開を
宗教間の協働イベントも
アラブ首長国連邦のドバイで開催中の気候変動対策の会議「COP28(国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議)」では連日、活発に議論が交わされている。各国の対策強化を後押しすべく、SGI(創価学会インタナショナル)の代表団も各種行事を実施している。

2023年12月1日午前には、「適応に関する世界全体の目標」(GGA)と宗教者の貢献を巡る行事を諸団体と主催した。
気候変動対策は、温室効果ガスの排出を減らす「緩和」と、社会の仕組みを調整して気候変動の影響を回避・軽減する「適応」の二つに大別される。GGAはパリ協定で定められた「適応」に関する目標で、気候変動対策の主要な柱の一つ。
行事では浅井SGI開発・人道部長が、適応策強化への貢献の一例として、FBO(信仰を基盤とした団体)による防災・減災の取り組みを紹介。宗教者は地域に根差したつながりを持ち、緊急時には施設を避難場所に提供するなどしていると述べ、自然災害への備えや対応を強化する上で宗教組織の知見は有用であると語った。
また高齢化が進む日本では、自然災害発生時に適切な情報を得られないために被害が拡大する事例が起きていると言及。SGIなどが実施した「早期警戒システム」に関する意識調査を概説し、FBOと行政の協働によって、効果的な制度を構築しうると指摘した。
2日午後には、「化石燃料不拡散条約」をテーマにしたイベントを共同主催した。石炭や石油等は総称して「化石燃料」と呼ばれ、温暖化を引き起こす温室効果ガスを発生させることから、そこからの脱却が重要な焦点となっている。
イベントでは、浅井部長が池田大作先生の提言を紹介。“自らの欲望を満たすためなら他者の犠牲も顧みないという思想こそ真に克服すべきもの”との言葉を引用し、他者の不幸の上に自らの幸福を築かないという視点で気候変動対策を進めることが重要と述べ、同条約の推進を後押ししたいと語った。

11月30日午後には、UNFCCC(国連気候変動枠組み条約)のもとにある宗教間連絡委員会が対話集会を開催した。
同委員会にはSGIも参画しており、集会ではSGI国連事務所のアレクサンドラ・ゴセンス=イシイ氏が登壇した。氏は、気候変動対策に関する議論は技術的な対話から政治的決断の段階に入っていると強調。温室効果ガスの排出削減は困難を伴うが、その挑戦は人類と地球を守るための人道的競争であると訴え、人権の視点や政策決定における青年の参画などで具体的な取り組みを呼びかけていきたいと述べた。

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