第2回グローバル難民フォーラム 支援強化へ創価学会が行動計画を提出

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UNHCRなどが主催

  

学会などが進める音楽教育プロジェクトのワークショップ(昨年11月、ヨルダンで)

  

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とスイス政府が主催する第2回「グローバル難民フォーラム」が2023年12月13日から15日まで、スイス・ジュネーブで開催され、SGI(創価学会インタナショナル)の代表が参加した。

これは、世界中で難民問題が拡大する中、政府機関や民間企業、難民、市民社会の代表などが集まり、難民支援の経験や知見を共有し、行動につなげることを目指すもの。14日の会議では、創価学会も賛同した難民支援に関する宗教間の声明が読み上げられた。

学会はフォーラムに先立ち、現在、実施・計画中の難民支援を、二つの「プレッジ(宣言)」としてUNHCRに提出した。

一つ目は、日本国内における意識啓発の取り組みを通じた難民支援の拡大を目指すもので、難民問題に関連する映画上映会の開催や、展示の巡回活動、UNHCRと国連パレスチナ難民救済事業機関への継続的な支援などを計画している。

二つ目は、NGO「国境なき音楽家」と共に提出し、同団体と共同で進めている音楽教育プロジェクト「音楽が私たちをつなぐ」の実施内容や今後の目標に関するもの。難民の子どもや受け入れ国の子どもたちへ、音楽教育を通して「他者に共感する力」などを育み、地域に根差した音楽教育者の育成を進める。

宣言の内容はUNHCRの公式ホームページに掲載されている。