ドイツのヴィラ・ザクセン総合文化センターで勤行会を開催

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ドイツ創価学会の代表と共に勤行を行った後、原田会長があいさつ。信心根本の前進を約し合った(ヴィラ・ザクセン総合文化センターで)

  

原田会長、永石女性部長ら欧州訪問団一行が2024年5月12日午後(現地時間)、ドイツ・ビンゲン市のヴィラ・ザクセン総合文化センターを訪れた。
 
同センターで原田会長らは各施設を見学。その後、ドイツの代表と記念の勤行会が開かれた。
 
ドイツ創価学会のドリチッチ理事長が、永遠に師弟不二の精神で前進をと力説。永石女性部長が、互いを敬う題目根本の実践を貫き、地域の安穏と一家和楽を築こうとあいさつした。
 
原田会長は、宝城を守り抜いてきた友の真心に感謝を述べ、師の万感の期待を胸に、世界一の人材城を建設しようと呼びかけた。

  

未来部メンバーが原田会長、永石女性部長ら一行を温かく歓迎(ヴィラ・ザクセン総合文化センターで)

  

180年の歴史をもつビンゲン市が誇る重要文化財

ヴィラ・ザクセン総合文化センターは、約180年の歴史がある建物を修復・整備し開館。同市が誇る重要文化財である。
 
市民から「ヴィラ・ザクセン(ザクセンの山荘)」との愛称で親しまれ、文豪ゲーテが「ここから見るライン川が一番、美しい」と語ったという、景勝の地にある。
 
この詩情豊かな同センターを中心として、同志たちは地域に信頼と友情を広げている。

  

ライン川の対岸から望む「ヴィラ・ザクセン総合文化センター」。市民からも愛され、地元ビンゲン市主催のコンサートなども行われる

  

ヴィラ・ザクセン総合文化センターの外観。ゲーテゆかりの品々を所蔵する白亜の館は、多くの同志の真心で守られている

  

欧州各国で制定された「歴史的建造物公開の日」に合わせ、近隣友好の場として広く開放する「オープンデー」には、多くの市民でにぎわう。ヴァイツゼッカー大統領(当時)をはじめ各界の識者も来訪している。
 
2002年、ヴィラ・ザクセン総合文化センターをはじめ欧州の歴史的建造物の修復・活用に対する貢献をたたえ、ドイツ古城協会が池田先生に特別顕彰状を授与。同協会のヴィトゲンシュタイン会長(当時)は、同センターの誕生により「歴史に命が宿り、文化遺産が実感できるようになった」と述べた。
 
08年には、同センター近くのライン川沿いにあるビンゲン市立庭園の一角に、同市とSGI(創価学会インタナショナル)の友好の証しとして、池田先生の言葉を刻んだ「桜の詩碑」が当時の市長の提案で設置された。そこには「花に花を重ね 思い出に思い出を重ねて この一生を爛漫と飾りたい 我が友も かくあれと私は祈る 花の王 桜は『生き抜く王者』の象徴である」と記されている。

  

今月で池田先生の訪問30周年

師の心を胸に朗らかに進むドイツ創価学会の友が、欧州訪問団と共に記念撮影(ヴィラ・ザクセン総合文化センターで)

  

池田先生がヴィラ・ザクセン総合文化センターを訪問したのは、1994年5月24日。今月で30周年を迎える。
 
その訪独の折、先生は同志に語った。
 
「どのような『人間』が『仏』なのか。どういう生き方が『仏』としての生き方なのか。日蓮大聖人が教えられたのは、『社会のなかで三障四魔と戦い、打ち勝っていく』人生である。妙法のため、人間のために、広宣流布に生きぬく人生である。そして大聖人みずから、その模範を示されたのである。その道に続いているのがSGIであり、皆さまお一人お一人である。皆さまこそ『仏』と輝く方々なのである」
 
友は師の心をわが心に、同センターを人間革命を誓う場として、崇高な人生に生きゆく人材を育んできた。