能登半島地震から半年 能登中央圏・和倉支部が発災後初の集い

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元日に発生した「令和6年能登半島地震」から1日で半年となった。被災地では今もなお、発災直後と変わらない光景が色濃く残っている。断水が続いている地域もある。そんな中、被災者は、地域の復旧・復興を第一に祈りながら、生活の再建に必死に取り組み、「福光の道」を一歩ずつ踏みしめている。

  

元日以来となった勤行会に参加した和倉支部の友。再会を喜び合った(6月16日、七尾会館で)

  

七尾市や志賀町などを広布の舞台とする能登中央圏では、生活再建を最優先にしながら、少しずつ学会の集いが始まっている。和倉支部では2024年6月16日、「福光勤行会」を開催。七尾会館で約半年ぶりに顔を合わせた。

集った友の中に、90歳の青坂さん(副白ゆり長)がいる。青坂さんは5月29日に弘教を実らせた。

親子ほど年の離れた友人に長年、仏法対話を続けてきたが、なかなか入会には至らなかった。発災後、その友人は、青坂さんを気遣う連絡をくれたり、救援物資を届けてくれたりした。青坂さんはそうした思いに感謝があふれ、“一緒に信心がしたい”と語る中で今回、友人が入会を果たした。

  

福光勤行会では、久しぶりに皆で勤行・唱題を行った後、寺坂支部女性部長と竹田支部長が登壇。これまでの労苦を分かち合い、ねぎらいつつ、共に祈れる喜びを述べ、異体同心の団結で新たな一歩を踏み出す決意を披歴した。


田中圏女性部長が「大悪おこれば大善きたる」(新2145・全1300)の御文を通し激励。石川牧口県の山本総合長が、大変な状況の中で助け合いながら、題目を根本に境涯革命していこうと励ました。


勤行会には、災害前よりも多くの友が集ったという。終了後、参加者は「また来たい」「皆で祈れて元気が出た」と語り合った。


池田大作先生はつづっている。「日蓮大聖人は『妙とは蘇生の義』(全947・新541)と断言されている。『変毒為薬』の妙法だ! 『宿命転換』の仏法だ! 『三変土田』の妙法だ! 『立正安国』の仏法だ!」と。


能登の友にとって、復旧・復興の道はこれから。胸中の師と共に、同志と共に、不屈の前進を続けていく。