2024.09.06
マレーシア国際イスラム大学が池田思想の研究プロジェクト
公開日:
平和提言から文明間対話の道探る
マレーシア創価学会と共同で
イスラムの精神に基づくマレーシアの公立大学である「マレーシア国際イスラム大学」とマレーシア創価学会(SGM)が、池田大作先生の思想を共同研究するプロジェクトをスタートさせた。
これは、池田先生が1983年から2022年まで毎年発表した「SGI(創価学会インタナショナル)の日」記念提言で示した、国連の活性化、核軍縮、持続可能な未来、人権教育などを巡る具体案を検討しつつ、平和構築、文明間対話を促進する方途を探究するもの。
プロジェクトの期間は2024年8月から1年間で、論文集の出版やシンポジウムを行い、研究成果を発表する予定である。同大学国際イスラム思想・文明研究所(ISTAC)のアブデルアジズ・ベルクハウト所長を中心に、同大学の教員や学生が参加する。
この共同研究が立ち上がることを記念してISTACは6月26日、SGMに「ベストパートナーシップ賞」を授与した。同賞には、一昨年に同大学出版社がインドネシアのワヒド元大統領と池田先生の対談集『平和の哲学 寛容の智慧』マレー語版を発刊したことをはじめ、世界平和のために協働するSGMに謝意を示す意味が込められている。授与式にはタン・スリ・サムスディン・ビン・オスマン理事長ら同大学の首脳と共に、許錫輝理事長らSGMの代表が出席。許理事長に記念盾が贈られた。
ISTACのベルクハウト所長は「池田博士の洞察力に富んだ思想は、“文明の架け橋となり、世界平和を促進する”というISTACの使命と共鳴します」と語った。
イスラム教を国教としながらも各人の信仰の自由が保障され、マレー人、華人、インド系の人々が暮らす多様性の国マレーシア。池田先生の提言を手がかりとして、異文化間対話と平和の道を探るプロジェクトは、共生の世界のための意義ある一歩となるに違いない。
SOKA PICKS
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