アマゾン創価研究所が10周年 ブラジル国内外の研究者が出席し記念行事

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ブラジル北部のマナウス市郊外にあるアマゾン創価研究所で2024年7月27日から30日にかけて(現地時間)、創設10周年を記念する行事が開催された。
 
同研究所はネグロ川とソリモンエス川が合流するアマゾン川の起点に面し、豊かな自然と多様な動物が共生する地に立つ。
 
“アマゾンを守ることで人類の生存を守る”との池田大作先生の構想のもと、1992年に「アマゾン自然環境研究センター」として発足。2014年に公益法人「創価研究所――アマゾン環境研究センター」として新出発した。

  

雄大なアマゾン川に面して立つ「創価研究所――アマゾン環境研究センター」(ブラジル・マナウス市郊外)

  

研究所の一帯は、池田先生の環境保護に対する貢献をたたえ、ブラジル環境省の行政機関から「池田大作博士自然遺産私有保護区」として認定されている。
 
これまで在来種の苗木の育成、植樹運動、環境教育の推進などを実施。昨年には、アマゾン地域の民間団体として初めて地球憲章インタナショナル(ECI)と提携協定を締結し、地球的諸課題の解決への取り組みをより一層、進めている。
 
今回の記念行事には、海外からの来賓を含め、研究者や教育者などが出席した。

  

アマゾン創価研究所で行われた円卓会議。持続可能な未来のために活発な意見が交わされた(7月29日)

  

29日には円卓会議が行われ、同研究所のルシアノ・ナシメント所長、アメリカ創価大学(SUA)のエド・フィーゼル学長をはじめ、アマゾナス連邦大学、アマゾナス州立大学、国立アマゾン研究所、アマゾナス連邦研究所の研究者らが、「持続可能な開発のための教育と世界市民」をテーマに活発な議論を交わした。
 
ナシメント所長は、同研究所が推進する環境教育プログラムに、1万8000人を超える公立学校の生徒が参加していることを紹介し、「青年の可能性を信じ、環境保護のための意識啓発に取り組んでいきたい」と述べた。
 
30日には同研究所とアメリカ創価大学が、学術研究および教育の分野で協力を促進することを目的とし、提携協定を結ぶセレモニーが行われた。 

  

アマゾン創価研究所に集った記念行事の参加者が笑顔で(7月27日)