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気候変動巡り活発に議論 戸田研究所がハンブルク大学と共催

公開日:

ドイツでワークショップ

  

気候変動に関するワークショップで、参加者が意見を交わす(ドイツ・ハンブルクで)

  

戸田記念国際平和研究所(東京・新宿区)とドイツ・ハンブルク大学平和・安全保障政策研究所の共催による、気候変動に関するワークショップが2024年9月16日から同18日(現地時間)まで、ハンブルク市内で開催された。
 
池田大作先生が平和提言で何度も尽力を呼びかけた気候変動の解決に向けて、戸田平和研究所は他の学術機関と連携しながら、長年、研究を推進。特に、2019年に「気候変動、紛争、平和に関する太平洋宣言」を発表するなど、太平洋地域の現場の視点から独自の取り組みを重ねてきた。
 
今回は地域の特性上、気候変動で最も深刻な影響を受ける太平洋の島嶼国と北極圏の視点や要望を軸に、欧米先進国に偏りがちな議論に、新たな切り口を提供するのが狙い。11カ国から学識者らが参加し、研究発表や質疑応答が行われた。
 
気候変動による海面上昇や移住に伴う、水や資源を巡る紛争事例が紹介され、住民の率直な声を国際政治の政策に生かす方途などについて熱論が交わされた。