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マレーシア・ジョホールバルで法華経展

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東洋哲学研究所の企画・制作 開幕式に各界の来賓

中国・敦煌莫高窟(とんこうばっこうくつ)の第85窟が再現されたコーナー。法華経の各品が色鮮やかに描かれている(マレーシアのSGIアジア文化教育センターで)

  

「法華経――平和と共生のメッセージ」展(企画・制作=東洋哲学研究所〈東哲〉)が2024年10月18日、マレーシア・ジョホールバルのSGI(創価学会インタナショナル)アジア文化教育センターで開幕した。

東哲と中国・敦煌研究院、マレーシア創価学会(SGM)が共催し、ロシア科学アカデミー東洋古文書研究所、インド文化国際アカデミー、マレーシア国民統合省、マレーシア観光・芸術・文化省国家遺産局、国際イスラム思想・文明研究所、マラヤ大学文明間対話センターが後援している。

マレーシアでの開催は、2014年、2024年9月に続き、3度目。人口の半分以上がイスラム教徒の同国にあって、「生命尊厳」「万人平等」の法華経の思想は、多くの人々に平和と希望の大光を送っている。世界各国を巡る法華経展の累計鑑賞者数は、まもなく100万人を迎える。

展示では、仏教伝播の歴史やアジア各地に残された貴重な経典写本(複製)、東哲創立者・池田大作先生の宗教間・文明間対話の軌跡などを紹介する。

  

諸経の王「法華経」を巡って、東哲創立者・池田先生が世界の学識者と対話した模様を紹介(同)

  

開幕式は20日に行われ、ジョホールバルの政財界、教育・学術界の来賓をはじめ650人が出席。主賓として、ジョホール華人尊長でスルタナ・ファティマ財団のデイビッド・ウォン会長、マレーシア国際イスラム大学前学長のタン・スリ・ダト・ズルキフリ・アブドゥル・ラザク名誉教授が参加した。

式典ではSGMの許錫輝理事長、東哲の小関常務理事があいさつ。ズルキフリ名誉教授は、世界各地で続く紛争に言及し、今回の展示が人々の平和への理解を促進することを願っていると祝辞を述べた。

また同日、法華経展の開幕を記念する講演会が行われた。東哲の蔦木研究事業部副部長が、法華経展の概要と反響を紹介し、梶川研究員が「仏教と女性」をテーマに講演した。

同展は12月29日まで行われる。

  

さまざまな言語で書かれた法華経の写本(複製)を展示。多様な言語や文字から法華経の普遍性を見ることができる(同)

  

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東洋哲学研究所公式インスタグラム