2024.12.06
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COP29 対策強化へ協働を SGIが諸行事
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アゼルバイジャンの首都バクーで開催中の気候変動対策を話し合う国連の会議「COP29(国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議)」は2024年11月22日、会期末を迎え大詰めの交渉が行われた。
イタリア創価学会は20日、気候変動対策強化に教育が果たす役割をテーマにした行事を国連開発計画(UNDP)などと共催。「私が変われば、世界が変わる」キャンペーンの責任者を務めるステラ・ビアンキ氏は、名もない民衆が歴史の大きな変化を起こしてきたように、気候変動もまた人間が引き起こした問題である以上、必ず人間の手で解決できると述べ、希望を手放すことなく行動の連帯を広げようと語った。
18日にはUNDP等の主催で青年の連帯強化を巡るイベントが開かれた。イタリア創価学会のアリーチェ・フェラリオ氏が、依他的生活や独立的生活から脱却し貢献的生活に踏み出すよう訴えた牧口常三郎先生の思想を紹介し、気候危機打開への協働を呼びかけた。
19、20の両日に生物多様性保護や森林再生と気候変動の関連等をテーマに開かれた行事では、SGI(創価学会インタナショナル)国連事務所のフロール・ゲッティ氏が登壇。
19日午前の行事では、生物多様性の喪失も気候変動も、それをもたらす原因は共通であることが確認され、ゲッティ氏は特に若者の役割について、他者との連帯や共感を生み出す点で大きな力を持つと述べた。
同日午後には信仰者の役割が議論され、国際的な交渉は実際に危機に直面する人々への視点が抜け落ちる場合があることから、ゲッティ氏は、議論の中心に人間性や生活の“現場”の視座を置くよう信仰者が訴えていく必要性を指摘した。
16日には、紛争や気候変動など危機に直面する時代にあって本当に安全を保障するものは何かをテーマにした公式関連行事が開催された。SGI国連事務所のルーシー・プラマー氏が、社会の仕組みのみならず、一人一人の行動を変える「人間革命」が必要であると強調した。
また同日、産業構造の公正な転換と信仰者の役割を巡る行事も行われ、浅井SGI開発・人道部長が小説『新・人間革命』に描かれる水俣の同志の励ましの模様を紹介。宗教者には立場を超えて対話を促していく使命があると訴えた。
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