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マレーシア国際イスラム大学の思想・文明研究所で池田先生記念講演会

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識者「先生が重視する対話こそ人類を結ぶ力」

  

SGI(創価学会インタナショナル)発足50周年の「1・26」に開かれた「池田大作先生記念講演会」。多くの学識者や宗教関係者らが参加した(クアラルンプールで)


マレーシア創価学会(SGM)とマレーシア国際イスラム大学の国際イスラム思想・文明研究所(ISTAC)の共催による「池田大作先生記念講演会」が2025年1月26日、マレーシアの首都クアラルンプールにあるISTACで開催された。

同大学はイスラムの精神に基づく公立大学。2024年8月から、SGMと共同で池田先生の思想を研究するプロジェクトに取り組む。講演会には、マレーシア学術協会のアーマッド・イスマイル会長、キューバのフロレンティーノ・バティスタ・ゴンザレス駐マレーシア大使など、多くの学識者が参加した。

ISTACのアブデルアジズ・ベルクハウト所長は、SGMと共に開いた「法華経――平和と共生のメッセージ」展などの行事が成功を収めたことを紹介。SGMの許錫輝理事長は、池田先生の平和行動に触れつつ、良き市民の連帯を広げる決意を述べた。

  

SGMの代表が、学会の草の根の平和運動や池田先生の核軍縮への行動を紹介(同)


次に青年の代表が、池田先生の長編詩「希望は人生の宝なり」を朗読。会場は感動に包まれた。

その後、マレーシア公開大学元学長のタン・スリ・アヌワール・アリ名誉教授、マラヤ大学・文明間対話センター顧問のアジザン・バハルディン名誉教授、ベルクハウト所長が講演を行った。

アヌワール名誉教授は、先生の人間教育の理念はマレーシア社会の発展に大きな役割を果たすと強調。アジザン名誉教授は、先生が重視する対話こそ人類を結ぶ上で必要不可欠な力であると語った。ベルクハウト所長は、国家間の壁を越えた議論は、平和・協力・対話に焦点を当てた先生のビジョンによってこそ可能になると訴えた。

また同日、講演会を記念して、2024年1月にISTACで開かれた池田先生の追悼行事の内容を収録した英文の小冊子が、ISTACから出版された(非売品)。

マレーシア国際イスラム大学のダト・オスマン・バカール学長、ベルクハウト所長らの講演をはじめ、先生の95年の事績や、各国の識者との対談の模様なども紹介されている。

  

発刊された小冊子。表紙のデザインには「池田先生の精神は大河のように永遠に続いていく」との意味が込められている