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沖縄「慰霊の日」 日本被団協代表委員が研修道場を訪問、青年部はピースフォーラム 

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核ミサイルの発射口内部を見学する日本被団協の田中重光代表委員㊧(恩納村の沖縄研修道場で)


きょう2025年6月23日は沖縄戦等の犠牲者を追悼する「慰霊の日」。戦後80年の本年、沖縄創価学会は、池田大作先生が沖縄で起稿した小説『人間革命』の「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない」の一節を改めて心に刻み、沖縄研修道場の展示のリニューアルや「沖縄戦の絵」の地域別パネルの作成、展示に取り組んできた。
 
22日午後には、昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表委員を務める田中重光氏が沖縄研修道場を訪問した。
 
戦後、沖縄は“基地の島”となり、冷戦下には最大1300発の核兵器が配備された。同研修道場は核ミサイル「メースB」の発射基地の跡地に立つ。田中氏は発射台の内部を見学し、「形がなければ忘れ去られてしまう。目に見え、考える場所として残したことは重要です」と語った。

沖縄青年部が主催したピースフォーラム(同)


また、沖縄青年部は同日、平和教育ファシリテーターとして活動する狩俣日姫氏、沖縄国際大学南島文化研究所特別研究員の石川勇人氏をゲストに迎え、同研修道場でピースフォーラムを開催。戦争体験の継承や平和教育の在り方などを巡ってパネルディスカッションを行い、平和の誓いを新たにした。
 
石川氏は「戦争体験は体験者の人生とともに捉えることが重要である」と強調。狩俣氏は「周囲の人と平和への思いを共有し、今できることを大切にしてほしい」と語った。