このページの本文へ移動

本文ここから

オランダのハーグで「地球憲章」採択25周年の記念行事 SGIの代表が出席

公開日:

SGI平和運動局のアンダーソン氏がSGIの理念や「希望と行動の種子」展への反響などを紹介(2日、ハーグ市内の平和宮で)


「地球憲章」の採択25周年を記念する行事が2025年7月1日から3日(現地時間)にかけて、オランダのハーグで開催され、SGI(創価学会インタナショナル)の代表が出席した。

地球憲章は持続可能な未来を築くために求められる規範をまとめたもの。世界各地での議論を経て2000年に採択され、草案には池田大作先生もコメントを寄せている。

初日は開幕式に続いてテーマごとに分科会が行われ、「世代間の公正」を巡る会合で、浅井SGI開発・人道部長が発表。池田先生が提唱した“現状を学ぶ、生き方を見直す、具体的な行動に踏み出す”という意識啓発のステップに基づき、SGIは特にパネル展示などを通して地球憲章の精神を広げる活動を続けてきたと紹介した。

また、そうした展示会の案内を青年が担うことで、来場者との世代を超えた語らいが生まれている事例に言及しつつ、世代間の公正を実現する上では世代間の対話の経験が重要であり、座談会などのSGIの諸活動においても、それが織り込まれていると語った。

  

世代間の公正を巡る分科会で浅井SGI開発・人道部長が発言。国連や政府の関係者らも出席し、人類社会が維持すべき規範などを語り合った(1日、ハーグ市内で)


2日目は市内の平和宮で行われ、地球憲章インタナショナルとSGIが制作した「希望と行動の種子」展や、ブラジルのアマゾン創価研究所のVR(仮想現実)映像が会場で好評を博した。午後の会合ではSGI平和運動局のジョーン・アンダーソン氏が登壇した。氏は、一人一人の内面の変革から社会の変革を志向するSGIの理念は地球憲章の精神と響き合うと述べ、「希望と行動の種子」展が世界各地で反響を呼んでいる様子を報告した。

3日目は「教育への革新的アプローチ」をテーマに議論が交わされ、アメリカ創価大学のフィーゼル学長が出席。池田先生がアメリカ・コロンビア大学での講演(1996年)で言及した世界市民の3要件を踏まえ、授業のカリキュラムだけでなく、大学運営や学生活動全般において世界市民教育に取り組んでいる模様を述べた。