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創価学会と「国境なき音楽家」が協働するヨルダンでの音楽教育プロジェクトの報告会

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オンラインで結んで開催された報告会。音楽隊、鼓笛隊、未来部の代表も出席し意見交換を行った(東京・新宿区の戸田記念国際会館で)


創価学会とオランダのNGO「国境なき音楽家」が中東のヨルダンで実施する音楽教育プロジェクト「音楽は私たちをつなぐ」の報告会が2025年12月16日、日本とオランダなどをオンラインで結んで行われた。
 
同プロジェクトは、シリアなどからの難民やヨルダンの子どもたちに音楽を通じて希望を届けるべく、音楽教育を担う人材の育成に取り組んでいる。
 
報告会では「国境なき音楽家」のスタッフから、プロジェクトの進捗とともに難民を取り巻く状況について次のような話があった。
 
シリア難民が暮らすヨルダン国内のキャンプでは、そこで生まれ長期にわたり生活している人が少なくない。ある母親は、外での生活を知ってしまえば子どもが現在の生活に耐えられなくなることを恐れ、キャンプの外に連れ出すことができないと語っている――。
 
同団体のハスラー代表は、音楽は困難な状況の中でもそれ自体を楽しむことができるだけでなく、音楽教育を通じた人のつながりや希望の創造というプロセスを通して、目指すべき社会のビジョンを人々に示すことができると指摘。厳しい国際環境の中でも、苦しんでいる人々のために共に行動し続ける創価学会の尽力に改めて感謝したいと語った。
 
学会の寺崎副会長は、現場で支援に従事するスタッフの貢献に深謝しつつ、自他共の幸福を目指す創価の理念のもとに今後も協働していきたいと応じた。