アメリカ・池田国際対話センターが
第17回文明間フォーラムを開催

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2021年12月11日(現地時間)、アメリカのマサチューセッツ州ケンブリッジ市にある「池田国際対話センター」の第17回「文明間の対話のための池田フォーラム」が、オンラインで開かれ、27カ国・地域から246人が参加した。

写真 17回目となった池田国際対話センターの「文明間の対話のための池田フォーラム」
17回目となった池田国際対話センターの「文明間の対話のための池田フォーラム」

  

同フォーラムは2004年にスタート。学識者らが池田大作先生の哲学に学びながら、人類共生の未来を築くための具体的な方途を語り合うものである。
 
本年のテーマは「智慧・勇気・慈悲への大いなる目覚め――行動とアイデンティティーとしての世界市民」。これは池田先生が1996年6月、米コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジで行った講演を踏まえたもの。講演の中で先生は、地球規模で価値創造できる人間を「世界市民」とし、その要件として「智慧」「勇気」「慈悲」を挙げた。今回は3要件の現代的意義を考える機会となった。同フォーラムは2004年にスタート。学識者らが池田大作先生の哲学に学びながら、人類共生の未来を築くための具体的な方途を語り合うものである。
 
本年のテーマは「智慧・勇気・慈悲への大いなる目覚め――行動とアイデンティティーとしての世界市民」。これは池田先生が1996年6月、米コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジで行った講演を踏まえたもの。講演の中で先生は、地球規模で価値創造できる人間を「世界市民」とし、その要件として「智慧」「勇気」「慈悲」を挙げた。今回は3要件の現代的意義を考える機会となった。

  

写真 学問の都・ボストン近郊に立つ池田国際対話センター
学問の都・ボストン近郊に立つ池田国際対話センター

  

フォーラムでは、米デポール大学のジェイソン・グーラー教授が池田先生の世界市民観を概説。世界市民とは、語学力や海外の滞在年数ではなく、智慧・勇気・慈悲をもって、万人に具わる豊かな人間性を理解し、差異を尊重しようと努め、行動する人であると語った。
 
カナダ・オタワ大学のアワッド・イブラヒム教授は、世界市民にとって大切なのは、ビジョンを明快に言葉にする力であると強調。他国の他者の状況を抽象的に捉えるのではなく、想像力と共感性を働かせ、同じ視点から見る必要性を訴えた。
 
続いて、同教授と4人の大学院生が、世界市民の考えと教育カリキュラムや地理学などの学問分野との関連性、日常的に智慧・勇気・慈悲を育む方法などを巡ってパネルディスカッションを実施。
 
マー所長のあいさつの後、小グループに分かれて、「今日の世界で、なぜ世界市民が必要か」などについて意見を交わした。
 
参加者からは「平和な世界を築こうという情熱を感じ、とても触発を受けました」等の声が寄せられた。