カナダ・ラバル大学に「池田教育研究所」を開設

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カナダの名門ラバル大学に「世界市民・対話・平和のための池田教育研究所」が開設され、開所式が2022年4月19日(現地時間)、同大学で行われた。フランス語圏としては初の池田研究所である。

  

ラバル大学のダムール学長(前列中央)をはじめ、大学の教授、学生らが記念のカメラに(同大学で)

ラバル大学のダムール学長(前列中央)をはじめ、大学の教授、学生らが記念のカメラに(同大学で)

  

これには池田大作先生が祝福のメッセージを贈り、若き生命の可能性を解き放つ教育と、差異を超えて高め合う対話を共に進めたいと強調。
そこにこそ、どんな試練も打開しゆく地球民族の新たな創造力が薫発されると述べ、「世界市民」「対話」「平和」を名に冠する研究所の発展を心から望んだ。

  

ケベック市にあるラバル大学のキャンパス
ケベック市にあるラバル大学のキャンパス

  

ケベック市に立つラバル大学は、前身の神学校が1663年に創立された、フランス語系で北米最古の大学。首相をはじめ、カナダの発展をけん引する人材を各界に送り出してきた。
 
同大学は2010年5月、池田先生に「名誉教育学博士号」を授与。以来、先生の思想・哲学を、大学発展の新たな源にしようと、創価教育の実践の在り方を探究してきた。
 
本年1月には、同大学のヴァンサン・フォーク博士を中心に、池田先生の大学講演や平和提言等を教材に世界市民の思想や対話の意義、平和構築について学ぶ授業がスタート。
 
学内で反響を呼び、フェルナンド・ジャルベ教育学部長、ギヨム・ピンソン人間科学部長、ギー・ジョビン宗教学部長を中心に、研究所開設の準備が進められてきた。今後、“池田思想”を学ぶ講座やセミナーを開催していく。

  

「世界市民・対話・平和のための池田教育研究所」の開所式
「世界市民・対話・平和のための池田教育研究所」の開所式

  

開所式でソフィー・ダムール学長は「分断の時代にあって、人と人を結ぶ池田博士の哲学が一段とラバル大学に根付いてほしい」と力説。ジャルベ教育学部長は「人類への貢献の生き方を教えるために、池田博士の思想を永遠たらしめたい」と語った。
民音研究所のオリビエ・ウルバン所長がオンラインで講演を行った。