2025.04.26
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カザフスタンで核兵器廃絶展
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2022年9月16日、SGI(創価学会インタナショナル)とICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)が共同制作した「核兵器なき世界への連帯」展が、カザフスタン共和国の首都アスタナ(旧ヌルスルタン)市内で開幕し、反響を呼んでいる(30日まで)。
旧ソ連最大の核実験場だったセミパラチンスクを中心に、同国では1949年以降、450回を超える核実験が繰り返され、健康上の影響を受けた人は150万人におよぶとされる。
89年には、実験場閉鎖を求めてソ連圏で初となる反核運動「ネバダ・セミパラチンスク」が市民から起こった。91年にソ連から独立した後は、国としてもソ連時代の核兵器を全て廃棄し、核兵器廃絶に向けて国際社会をけん引してきた。
SGIとも協働を重ね、本年は核兵器禁止条約の第1回締約国会議やNPT(核兵器不拡散条約)再検討会議の際に関連行事を共催している。

今回の展示会は同国のNGO「国際安全保障政策センター」と共催で行われた。池田大作先生はメッセージを寄せ、戸田城聖先生の「原水爆禁止宣言」の精神に言及しつつ、カザフスタンの歩みは核兵器廃絶が単なる理想論ではなく、地に足のついた取り組みであることを明確に実績で提示していると指摘。核兵器廃絶という人類の大いなる悲願に向かって、共に前進したいと呼びかけた。
開幕式では、同国外務省国際安全保障局のアルマン・バイスアノフ副局長があいさつ。核戦争の危険性が高まっている今こそ、核兵器の脅威に関する意識啓発は重要性を増しており、非常に時宜を得た展示会であると述べた。
寺崎SGI平和運動総局長が池田先生のメッセージを紹介。その後、旧セミパラチンスク核実験場に程近い、サルジャル村で暮らすボラトベク・バルタベク氏(63)が登壇した。
氏は、危険を知らされぬまま幼い頃から核実験の影響にさらされてきた様子を語り、実験場が閉鎖されて30年以上が経過した今、孫や家族にも健康被害とみられる症状が出ている状況を紹介。“核兵器がもたらすもの”の実態を一人でも多くの人に知ってもらいたいと述べ、同展をその一助にと期待を寄せた。
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