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韓国大邱の法華経展 鑑賞者が9万人に

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ソウル、釜山に続いて韓国3回目の開催となった大邱の“法華経展”。9万人が鑑賞した〈大邱(テグ)広域市の大邱広域寿城文化会館で〉

 

韓国・大邱(テグ)広域市で開かれていた「法華経――平和と共生のメッセージ」展(企画・制作=東洋哲学研究所〈東哲〉、共催=中国・敦煌研究院、中央日報S社、韓国SGI〈創価学会インタナショナル〉)が2022年9月30日、大好評のうちに幕を閉じた。
 
2022年6月の開幕以来、鑑賞者数は9万人を記録。これまで同国で開催された首都ソウル特別市(2016年)、釜山(プサン)広域市(2018年)と合わせると、27万人を超えた。

 

韓国の国宝「白紙墨書妙法蓮華経」(複製。湖林博物館所蔵)。高麗時代の1377年、河徳蘭という人物が、亡き母の冥福と父の長寿を祈り、鳩摩羅什訳法華経を書写した

 

今回の展示では、同国の国宝「白紙墨書妙法蓮華経」(複製。湖林博物館所蔵)などの文物に加え、中国・敦煌莫高窟(とんこうばっこうくつ)の第85窟を再現するデジタル展示なども公開された。

 

右上から時計回りに、法華経の会座などが描かれた敦煌莫高窟の壁画を再現するデジタル展示。タッチパネルを操作できる、子ども向けコーナー。会場の随所では男女青年部らが、展示内容をていねいに解説を。ネパール人など、在韓の外国人の姿も見られた

慶北大学・朴天秀教授が講演

 

 

「法華経――平和と共生のメッセージ」展の展示会場となった韓国SGIの大邱広域寿城文化会館で2022年9月28日、記念講演会が開催された。
 
講演会では、東洋哲学研究所の蔦木研究事業部副部長が、池田先生と法華経展について発表。続いて、慶北大学の朴天秀教授が「シルクロードと仏教」をテーマに講演し、法華経の思想を現代に伝える同展に期待を寄せた。