アルゼンチン・タンゴの楽団「ラ・フアン・ダリエンソ」から池田先生に献呈曲

公開日:

ファクンド・ラサリ氏作曲「ミロウ」

  

献呈曲の贈呈式。楽団のリーダーで楽曲を制作したファクンド・ラサリ氏(中央左)から民音の伊藤代表理事に楽譜が手渡された。今回のタンゴ公演の出演者らも共に(民音文化センターで)


迫力の演奏で世界中を魅了するアルゼンチン・タンゴの楽団「ラ・フアン・ダリエンソ」が来日。楽団のリーダーであるファクンド・ラサリ氏から、民音創立者の池田大作先生に献呈曲「ミルロ」(クロウタドリ=黒歌鳥の意)が贈られ、贈呈式が2023年1月19日、東京・信濃町の民音文化センターで行われた。
 
1月22日に北九州ソレイユホールで開幕する「民音タンゴ・シリーズ」で初演が予定されている。

  

白熱のパフォーマンスを披露する「ラ・フアン・ダリエンソ」

「ラ・フアン・ダリエンソ」は2012年に結成。バンドネオン、バイオリン、コントラバス、ピアノの奏者、歌手の9人で構成される。持ち味は、スタッカートを強調した歯切れの良いリズミカルな音色。1930年代からタンゴの黄金期をけん引した「フアン・ダリエンソ楽団」の演奏スタイルを継承している。
 
ヨーロッパやアジア、アメリカでツアーを行い、2018年には、アルゼンチン国内の「タンゴ・アワード」で最優秀楽団賞を受賞するなど、大きな注目を集めてきた。
 
民音タンゴ・シリーズでは15年にも来日。当時もラサリ氏は、平和への願いを込めた曲「永遠の桜」を池田先生に贈っており、今回は2曲目の献呈曲となる。
 
タイトルのミルロ(クロウタドリ)は、美しい鳴き声を持つ鳥としてよく知られ、独自のメロディーを創造するといわれる。
 
ラサリ氏は曲に込めた思いを語った。
 
「池田博士は、人生を懸けて世界中に平和のメッセージを発信してこられました。それは、私たち自身の中に、健やかで平和な人生を求める思いを作り出すきっかけとなります。私は優しく心地良いメロディーを通して、博士のそうした平和創造の偉業に敬意を表したいのです」