アラブ首長国連邦のドバイで第12回「詩人の集い」 池田大作先生がメッセージ贈る

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中東・アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで2023年2月9、10の両日、第12回「詩人の集い」が開かれた(主催=湾岸SGI〈創価学会インタナショナル〉、後援=アブダビ教育・知識庁など)。

池田大作先生の人間讃歌の詩に共鳴する世界の詩人や識者、青年が自作の詩を披露するもの。約1000人が参加し、オンラインでも中継された。

池田先生は、今回の集いで灯された新たな詩心の光が、人類の平和の未来を照らしゆく希望の曙光と輝きゆくことを心から念願し、メッセージを贈った。

  

詩こそ共生の道しるべ――人間性あふれる詩心が響き合った「詩人の集い」の参加者(2月9日、UAEのドバイで)

詩人の集いは「詩心は人間性を結ぶ」との信念のもと、2012年から回を重ねてきた。集いの開催に長年尽力してきたのが、UAEの著名な詩人シハブ・ガネム博士である。池田先生の詩集等の翻訳を手がけてきた博士は「混迷の時代だからこそ、池田博士の“詩を愛する心”と“平和の哲学”を多くの人に伝えたい」と述べる。

今回のテーマは「価値と共存への光を再び灯しゆこう」。分断と対立に苦しむ現代にあって、平和と共生の心を養う「詩」の役割を確認する集いとなった。

“価値と共存の光灯そう”をテーマに識者・青年が自作の詩を披露

  

観衆が詩の発表に温かな拍手を送る(同)


2月9日は中学生や高校生、特別支援学校の生徒ら44人が、希望や向上心などをうたった詩を披露。2月10日にはUAEをはじめ、イタリア、イラン、インド、エジプト、ギリシャ、サウジアラビア、メキシコの詩人がさまざまな言語で詩を紹介した。両日とも、池田先生の「文化と大地」「春風」「月光」などの詩が英語で朗詠された。

また、湾岸SGIのコーラスグループ「ナシーム(そよ風)」の合唱などが花を添えた。

  

湾岸SGIのコーラスグループ「ナシーム(そよ風)」がさわやかな歌声を響かせた(同)


主賓で、UAEの立法府の連邦国民評議会で議長を務めたムハマッド・アル・ムッル氏は「この集いは、創造的な詩によって人種や言語を超え、国際理解と寛容の精神が深められる、素晴らしい場であると感じました」と声を寄せた。

青年詩人のワエール・アル・サエー氏は「中学生や高校生ら若い世代がつくった詩を聞き、社会をより良く変革する力がここにあると感じました。詩心は精神を豊かにするのです」と語った。