仙台で青年福光サミット 東北大学准教授らを迎えて

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トークセッション東北から平和を考える

災害の教訓を次世代に伝える青年福光サミット。「東北から平和を考える」とのテーマでトークセッションが行われた(2023年3月18日、仙台市の東北文化会館で)

  

3月で東日本大震災から12年となった。災害の教訓を次世代に伝え、生かすための「青年福光サミット」が2023年3月18日、仙台市の東北文化会館で開催された。同サミットは、青年部が推進する平和運動「SOKAグローバルアクション2030」の一環として行われたものである。

サミットでは、東北青年平和会議の水林議長に続いて、学会平和委員会の浅井事務局長が、震災時の学会の救援活動を紹介。また1970年代から始まった被爆・戦争体験の聞き取りや、地域での平和展示などを通して、草の根の連帯を広げてきた模様を発表した。

東北大学災害科学国際研究所のボレー・ペンメレン・セバスチャン准教授、福島で小学校の講師を務めながら、途上国の支援に携わる辰野さん(副白ゆり長)らによるトークセッションも行われ、「東北から平和を考える」をテーマに意見交換。同准教授は、地域社会での人と人とのつながりが、災害時における重要な役割をもつと述べ、学会の日頃の活動に大きな期待を寄せた。

山口東北青年部長があいさつした。