インド創価学会が主催し持続可能な社会巡る会議を開催

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ニューデリーで開催

インド創価学会主催の会議。各界の学識者が、持続可能な社会の建設へ活発に議論した(首都ニューデリーで)

  

インド創価学会(BSG)主催の持続可能な社会を巡る会議が、2023年4月26日、首都ニューデリーで開かれた。現地に約450人が集ったほか、約3000人が中継映像を視聴した。
 
本年半ばに人口が世界最多となる見込みのインドはSDGs(持続可能な開発目標)達成の鍵を握るといわれている。BSGは専用アプリの活用やセミナーなどを通じて、SDGsの達成に向けた意識啓発の活動を積極的に推進してきた。

  

参加者たちの画像

会議の模様を見守る参加者。ある学生は「より良き社会を目指し、身近な地域から行動を起こしたい」と(同)

  

会議では、BSGのグプタ議長が、自らの挑戦の一歩が世界と未来に影響を与えるとあいさつ。続いて、エネルギー・資源研究所理事長のビバ・ダワン氏が基調講演し、気候変動の脅威に触れつつ、共存の心を養い、個人の行動変革を促す重要性を訴えた。
 
その後、ダワン氏を含め4人の識者がパネルディスカッションを行った。NPO「エブリ・インファント・マターズ」の共同創立者であるラディカ・バトラ氏は、災害で甚大な被害を受ける子どもや女性に手厚い支援をと強調。社会的企業である「ビジョンスプリング」のインド担当責任者であるアンシュ・タネジャ氏は、社会貢献の人材を育む方途について論じた。開発管理インド学院の共同創立者であるゴーラブ・シャー氏は、社会問題のつながりを捉え、解決への総合的なアプローチをと述べた。

  

学生部員の合唱風景

インド創価学会の学生部員がさわやかな歌声を披露し、会議に花を添えた(同)

  

会議の模様はインド最大の通信社PTIなどでも紹介された。
 
また同日、会議に合わせて環境展示「希望と行動の種子」が開催され、多くの友が観賞した。