2025.02.10
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中国青年代表団が沖縄訪問
公開日:
中華全国青年連合会(全青連)の派遣による「中国青年代表団」が2007年10月23から25日、創価学会青年部の招聘で沖縄を訪れた。
全青連は、3億5千万人が所属する中国最大の青年団体。学会青年部との交流は、池田大作先生の6度目の訪中(1984年)を機に始まった。 代表団一行は、沖縄研修道場や南部戦跡を訪問。また、沖縄青年部との「青年平和座談会」を通し、日中の万代にわたる友好と平和の構築を約し合った。
中国の青年と沖縄青年部が、平和をテーマに語り合った青年平和座談会(2007年10月24日、沖縄国際平和会館)。
座談会では、久保田総県男子部長、代表団の趙亜樵秘書長が、両国の参加者を紹介。東江総県女子部長が開会のあいさつをした後、沖縄側から砂川大悟沖縄学生部長、久山賢一沖縄青年平和委員会委員長が、沖縄青年部が取り組んできた平和運動を報告。中国側からは、吉林省青年連合会の趙心鋭副秘書長、山東大学威海分校青年連合会の楊玉主席が、平和についての基調報告を行った。
自由討論では、上海青年文学芸術連合会の呉学霆副会長が「戦争を起こさせない責務が両国の青年にある。その青年の手で平和を実現していきたい」と語った。
団長は「かつて池田先生は、沖縄は“平和の起点”である、と語られました。それは、“戦争の地を平和の発信地に転換する”との意味が含まれていると思います。その沖縄で開催された座談会での平和メッセージは、全世界へ発信していると確信します」と強調した。
大城総県青年部長は、中国との友好の絆をさらに強め、世界平和の実現へ共にまい進していきたい、とあいさつした。
沖縄研修道場を訪問した代表団一行は、世界平和の碑、沖縄池田平和記念館付属展示室を見学した(2007年10月23日)。
メースBミサイル基地を、世界平和の碑へと転換した池田先生の発想に、団長は、次のような感想を述べていた。
「戦争の基地を平和の要塞にした池田名誉会長の発想に、感銘を受けました。中国に向けられていたミサイル基地に、私たちが訪問できたことは、本当に意義深いことです」
「南部戦跡」を訪れた代表団一行は、「ひめゆりの塔」「平和の礎」で、沖縄戦犠牲者の冥福を心から祈念し、献花を行った(2007年10月24日)。
続いて、沖縄県平和祈念資料館を見学。凄惨な地上戦が繰り広げられ、多くの一般市民が犠牲となった沖縄の歴史を伝える展示に見入っていた。一行らは「沖縄戦の歴史の教訓を学び、戦争の悲惨さや残酷さを次の世代に伝えなければならないと思いました。両国で手を取り合い、平和を構築していきたい」と、感想を語っていた。
代表団一行は10月23日午後、沖縄県庁を表敬訪問し、仲里副知事と面会した。
仲里副知事は「未来の中国を担う、若き青年指導者の沖縄訪問を心から歓迎します。中国との文化交流のあった沖縄は、貴国を身近に感じています。滞在期間中、沖縄の歴史や文化などに触れていただき、これからも、共に日中友好の発展に協力し合っていきたい」と歓迎。
団長は「世界平和の地である沖縄を訪問でき光栄です。平和と文化を学び、友好の発展に努力していきたい」とあいさつした。
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