広島女性平和委員会が「被爆体験を聞く会」を開催

公開日:

77回目の原爆忌を迎えた2022年8月6日夜、創価学会広島女性平和委員会が主催する、第19回「被爆体験を聞く会」がオンラインで開催。5,000名を超える視聴者が参加した。

冒頭、広島女性平和委員会が作成した「ヒロシマピースウォーク」と題する、平和記念公園内のモニュメントを紹介する動画を視聴。

その後、濱本松子さん(85)が被爆体験を語った。濱本さんは8歳の時、爆心地から4.1km離れた、現在の広島市南区宇品で被爆。防空壕に逃げる際、ガラスの破片が足に刺さり、今でも体の中に残っていると言う。これまで、何度か人前で被爆体験を語ろうとしたが、その度に胸が苦しくなり、どうしても語ることができなかった。

2020年(被爆75年)に出版された書籍『75-未来へつなぐヒロシマの心』で高校生の聞き取りに応じ、初めて被爆体験を語った。

今回の講師を依頼された翌日、ロシアによるウクライナ侵攻が勃発。濱本さんは「今こそ伝えなければ!」と勇気を奮い起こした。当時を振り返り「家族の幸せを奪う戦争は絶対にいけない」と強調した。

  

被爆体験を語る濱本さん