第8回「福山空襲・被爆体験を聞く会」が開催

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第8回「福山空襲・被爆体験を聞く会」が2019年8月3日、広島・福山市の松永平和会館で開催された。

髙橋實氏が福山空襲の体験を語った。

その日、髙橋氏は、母から「弟を連れて逃げなさい」と言われ、当時2歳の弟を連れて、2人で必死に逃げた。翌朝、どうにか母とも再会できたが、その時のことは決して忘れることができないと語った。

続いて、「福山市原爆被害者友の会」の顧問である池尻博氏が講演。

池尻氏は爆心地から3キロの地点で被爆した。被爆当時の悲惨な状況と、74年たった今でも被爆者を苦しめ続ける原爆の恐ろしさを語り、「戦争は絶対にいけない」と訴えた。

会場には、福山女性平和委員会がまとめた13人の戦争体験が展示され、多くの参加者が見学した。