原爆の日から78年 長崎で追善法要

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78年目の「長崎原爆の日」を迎えた2023年8月9日、長崎では投下時刻の午前11時2分を中心に、各家庭で原爆犠牲者・戦没者の冥福を祈念するとともに、核兵器廃絶を誓う祈りがささげられた。
 
午後には「世界平和祈願勤行法要」が長崎平和会館で開かれ、代表が参加。三浦長崎総県長が“永遠の平和の都・長崎”から核兵器廃絶へ対話の潮流をと語り、中村(博)副会長があいさつした。
 
席上、北野久仁子さんの被爆証言の映像を視聴した。

78年前、7歳だった北野さんは、爆心地から約4キロ離れた自宅で被爆した。幸い家族も含めて無事だったが、幼心に大きな恐怖心が残った。
 
その後、病弱だった父の代わりに母が家計を担い、北野さんも献身的に家族を支えた。
 
70歳の時、被爆者による合唱団「被爆者歌う会・ひまわり」の一員に。それまで自身の被爆については多くを語ってこなかったが、小・中学校や海外での公演を重ねる中、“使命の大きさ”を実感。以来、昨年まで“平和への思い”を歌声に響かせてきた。
 
最後に「もう二度と被爆者をつくらないでほしい――これが私たちの願いです」と語った。