沖縄で青年不戦サミット

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池田先生がメッセージ
核兵器なき世界へ不撓不屈の潮流を広げゆけ

  

各地から代表が集い開かれた「青年不戦サミット」。平和の世紀を開くため、参加者同士でディスカッションも活発に行われた(沖縄国際平和会館で)

  

「青年不戦サミット」(第32回青年平和連絡協議会)が2023年8月19、20の両日、沖縄で開催された。
 
これには池田大作先生がメッセージを寄せ、青年の真骨頂は、困難に直面する中で「自分自身の新しい可能性」を開拓し、「使命の大道」を進むことであると力説。不屈の精神で結ばれた青年のスクラムが歴史変革のうねりを生み出す源泉になると述べた。
 
そして、戸田先生の「原水爆禁止宣言」発表60周年の2017年に核兵器禁止条約が採択された歴史を通し、市民社会の声を結集させ、歴史の歯車を「平和」の方向へ動かす重要性を強調。恩師の遺訓を受け継ぐ青年が、「核兵器のない世界」へ、不撓不屈の潮流を今再び広げてほしいと望んだ。

  

沖縄研修道場に立つブロンズ像が青空に映える

  

平和への誓いを新たにした2日間のサミット。

19日午後には読谷村の自然壕「チビチリガマ」を訪問し、ガイドの案内で沖縄戦の悲惨な歴史を学んだ。また恩納村の沖縄研修道場で、池田先生の提案によってアメリカの核ミサイルの発射台跡が「世界平和の碑」へと生まれ変わった史実等を学び、師の平和闘争に連なる決意を深めた。
 
その後、那覇市の沖縄国際平和会館で各地の取り組みを共有し、今後の平和運動を展望した。池田華陽会の清水書記長に続き、南青年平和会議議長が、創価の師弟の精神を胸に平和への行動をと強調。男女学生部をはじめ、広島、長崎、沖縄、関西の友が活動の様子を報告した。梁島男子部長は、苦難を価値へと転じる青年の連帯で、世界に希望を送りゆこうと訴えた。

  

沖縄の平和祈念公園で不戦を誓い献花を

  

20日午前には、沖縄戦最後の激戦地である糸満市摩文仁の平和祈念公園を訪れ、「平和の礎」で戦争犠牲者へ献花。その後、ひめゆり平和祈念資料館で講話を聴講し、展示を観賞した。

  

サミットの参加者が「世界平和の碑」の前で記念のカメラに(沖縄研修道場で)