アラブ首長国連邦のドバイで第13回「詩人の集い」

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湾岸SGIなどが主催 アブダビ教育・知識庁が協力
「持続可能な未来」をテーマに詩を披露

  

第13回「詩人の集い」の参加者の代表が記念撮影。ガネム氏は「詩を作る人、聴く人、その全ての心を豊かにする素晴らしい機会になりました」と(UAEのドバイで)

  

中東・アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで2024年2月8日、第13回「詩人の集い」が開かれた(主催=湾岸SGI〈創価学会インタナショナル〉など)。アブダビ教育・知識庁も開催に協力。900人が参加し、オンラインでも集いの模様が配信された。
 
古来、人々は心動いた出来事や熱い思いを詩に託して表現してきた。池田大作先生は「詩心の復権こそ、人間の復権の鍵」と語り、生命の輝きをうたい、友を鼓舞する詩を、世界の同志や識者に贈ってきた。
 
「詩人の集い」は、池田先生の中東初訪問50周年を記念し、2012年に開始。「詩心は人間性を結ぶ」との信念のもと、先生の詩に共鳴する詩人や識者、学生らが自作の詩歌を発表してきた。
 
今回は「持続可能な未来を共に築く」とのテーマのもと、集いに向けて詩作が行われた。

  

「持続可能な未来を共に築く」をテーマに自作した詩を、代表が心を込めて披露した(同)

  

  

「詩人の集い」で多くを占めたのは、中学・高校生、特別支援学校の生徒や大学生らだ。代表44人が登壇し、「人々が受けている自然からの恩恵を知ってほしい」「内からの変化の重要性を訴えたい」との思いで、青年の力や未来の希望をうたった詩を披露。参加者から大きな拍手が送られた。
 
UAEをはじめ、インドやイギリス、エジプトなどからも著名な詩人が出席し、さまざまな言語で自らの思いを詩に託して紹介した。
 
その中には、詩が20言語以上に翻訳され愛読される、UAEの詩人シハブ・ガネム氏も。池田先生の詩集のアラビア語版の翻訳を務め、長年、「詩人の集い」の開催にも尽力してきた。氏は集いで、池田先生は偉大な詩人、写真家であるとたたえ、平和を推進してきたほか、大学などの諸機関を設立した卓越した人物であると紹介した。そして、2015年の広島訪問の思い出を込め、先生にささげる詩を朗読した。
 
集いではさらに、池田先生の長編詩「母に最敬礼」と「母の曲」の歌詞が日本語やヒンディー語で朗詠され、湾岸SGIのコーラスグループ「ナシーム(そよ風)」の合唱などが花を添えた。
 
参加者からは「若者にとっての重要なトピックについて、詩作を通して深く考えることができました」などの感想が寄せられた。