マレーシア国際イスラム大学「国際イスラム思想・文明研究所」を原田会長ら訪問団が表敬

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マレーシア国際イスラム大学「国際イスラム思想・文明研究所」のバカール名誉教授㊧、ベルクハウト所長㊥と語り合う原田会長(23日、同研究所で)


原田会長ら訪問団は2024年2月23日午後、クアラルンプールにあるマレーシア国際イスラム大学の国際イスラム思想・文明研究所を表敬訪問し、同研究所のダト・オスマン・バカール名誉教授、アブデルアジズ・ベルクハウト所長と会見した。バカール名誉教授は「世界で最も影響力のある500人のムスリム」に選出されるなど、著名なイスラム哲学者である。
 
原田会長は冒頭、本年1月2日にマレーシア創価学会(SGM)との共催で、同研究所が池田先生を追悼する集いを執り行ったことへの感謝を述べた。
 
同所長は、創価学会は池田先生のリーダーシップで文明間対話等に多大な貢献をしてきたと強調。学会の取り組みは、同研究所が目指すものと軌を一にしていると述べ、“池田思想”の研究などで、さらに協力関係を深めたいと望んだ。

  

スペインのアルハンブラ宮殿に着想を得た国際イスラム思想・文明研究所の建物


また原田会長は、一昨年に同大学出版社から発刊されたインドネシアのワヒド元大統領と池田先生の対談集『平和の哲学 寛容の智慧』のマレー語版に、バカール名誉教授が長文の「序文」を寄せたことに謝意を示した。
 
同名誉教授は、トインビー博士との対談を読んだことが池田先生を知ったきっかけであり、同対談は、初めて目にした東洋人と西洋人の文明間対話であったと述懐。その後、自身の知己でもあるテヘラニアン博士、ドゥ・ウェイミン博士、ワヒド元大統領をはじめ、多くの池田先生の対談集を読んだことに触れ、これら全ての人に通底する生命尊厳の心や平和創造の方途への深い共感を語った。
 
和やかな対話の後、原田会長一行は、ベルクハウト所長の案内で、同研究所が誇る図書館を視察した。会見には谷川主任副会長、SGMの許錫輝理事長らが同席した。

  

数百年前の貴重な手稿などを多数所蔵する国際イスラム思想・文明研究所の図書館。現在、書籍のデジタル化にも力を入れている