2024.09.06
国連で第68回「女性の地位委員会」 会期にあわせSGIが各種行事を開催
公開日:
貧困対策、教育、平和、ジェンダー平等など巡り
第68回「国連女性の地位委員会」(CSW)が2024年3月11日から、ニューヨークの国連本部で開かれている。SGI(創価学会インタナショナル)の代表が参加し、同委員会にあわせて諸行事を行った。
CSWはジェンダー平等と女性や少女のエンパワーメントを扱う国連最大規模の会合。委員会での提案や勧告は経済社会理事会を通じて国連総会に報告される。女性の約10人に1人がいまだ極度の貧困下にある状況を踏まえ、本年はジェンダー平等の視点からの貧困対策と資金動員等が主な焦点に掲げられた。
13日にはSGIが共同主催する行事「貧困の克服――教育による若い女性のリーダーシップ」が、国連本部にほど近いチャーチセンターで開催された。SGI国連事務所のアイビー・クック氏が司会進行を務め、NGOや政府代表、国連機関の代表などが出席した。
スロベニア共和国国連代表部のボスジャン・マロブ大使が、同国が推進する子どもの権利を学ぶ人権教育プロジェクト「わたしたちの権利」を紹介。プロジェクトで使用する教材の日本語版制作へのSGIの協力に、謝意を述べた。
SGI国連事務所のエリザ・ガゾッティ氏は、人権教育を通じたジェンダー平等実現へのSGIの取り組みを報告。人権教育アソシエイツ、国連人権高等弁務官事務所と製作した映画「尊厳への道」の一部を上映した。
ゾンタ・インタナショナルのウテ・ショルツ会長は、児童婚等の事例に言及し、教育が女性と少女のエンパワーメントに不可欠であると強調した。
翌14日には、平和構築に女性の参画を求めた「国連安保理決議1325」の強化と資金動員をテーマにしたイベントが、SGIなどの主催で行われた。
ここでは、女性に対する暴力の状況は国の安全と密接な関係にあり、ジェンダー平等の推進は安全保障に重要な役割があるとの指摘がなされた。さらに、紛争において女性はより多くの被害に遭うにもかかわらず、支援が行き届いていないとの課題が共有された。
また、女児に対する教育支援の在り方として、進学とともに卒業後を含めた継続的な取り組みの必要性などが論じられた。
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